<日本ハム6-5ロッテ>◇12日◇エスコンフィールド
2点を追う9回にサヨナラ勝利へとつながる大飛球を放った日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が、試合後に「カタロース…」と悔しがった。
9回無死一塁でロッテ守護神の益田から、あとわずかで本塁打となりそうな中堅フェンス直撃の適時三塁打。「(9回先頭に左前打で)郡司選手が塁に出てくれたので、自分もそれに続いてなんとか一塁にたどり着けるように。まあフォアボールでも正直よかったんですけど、なんとか塁に出るっていう思いで打席に立ちました」と三塁塁上でガッツポーズした。
ただ、代走五十幡と交代して一塁側ベンチへ戻ると、腕立て伏せポーズでアーチを逃した悔しさを表現した。「昨日、ウエート(トレーニング)をやったんですけど、ちょっと足りなかったな。ホームラン、あとちょっとだったんで、その足りない部分を、ちょっとそこでやりました」。もう少しで同点弾だっただけに、試合後は「ホントニ!」と日本語であらためて悔しさを表現。さらに「昨日、ジンギスカンを食べたけど、食べ足りなかったかもしれない。もうちょっと『肩ロース』いっておけば良かったです」と悔しさがあふれた。
ちなみに前夜も「相当食べたんだ…。まず1人で5人前を頼んで、それでも足りなかったんで、プラス3人前。全部で8人前食べたけど足りなかったよ…」と無念の表情。「モウチョット…カタロース…」とパワーを注入しきれなかった自分に言い聞かせたマルティネス。14日からの西武2連戦(エスコンフィールド)へ向けて、休日となる13日は「まだプランはないけど、家族と一緒に過ごすよ。いつもエネルギーをくれるので、しっかり休んで試合に臨みたい」と家族パワー注入で今度は打球をスタンドへ運ぶ。