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ウルグアイ、まさかの結末=終盤に状況一変―W杯サッカー


 状況が一変したのは、後半40分ごろのことだった。突如としてスタンドから歓声と悲鳴が上がり、ベンチに座る選手たちが頭を抱える映像がスクリーンに映し出される。この時、H組のもう1試合で韓国が勝ち越し、ウルグアイは3位に転落。エースのスアレス、2得点を挙げたデアラスカーエタらは既にベンチへ退き、試合時間は残りわずか。そのタイミングで、韓国を得失点で上回るために、あと1点が必要になった。  ここからウルグアイは捨て身の猛攻を開始。ロスタイムにカバニがペナルティーエリア内で倒された際には、ベンチメンバーが総立ちでPKをアピールした。最後の数分は両チームとも無防備な状態でカウンターを仕掛け合う混沌(こんとん)とした状態が続く中、どちらもチャンスを決められぬまま試合終了。敗退が決まるとスアレスは泣き崩れ、ヒメネスは殴り掛かりそうな勢いで主審に詰め寄った。  最終的に順位を決めたのは総得点の差だった。この日は前半のうちに2ゴールを先行。その後もチャンスの山を築いたが、追加点は奪えなかった。結果的には1、2戦目で1ゴールも奪えなかったことが響いた。  優勝2度を誇る古豪が1次リーグ敗退。アロンソ監督は「きょうのチームは素晴らしかった。もっと早くこのサッカーができていればよかったが、選手たちはベストを尽くした」と悔しさをかみ殺すように話した。 (アルワクラ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕1次リーグ敗退が決まり、頭を抱えるウルグアイのスアレス=2日、アルワクラ(EPA時事)
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