Ｗ杯で初の女性主審＝コスタリカ―ドイツで笛―Ｗ杯サッカー

　【アルホル時事】サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会で１日、フランス出身のステファニー・フラパール氏（３８）が女性として初めてＷ杯の主審を担当した。１次リーグＥ組最終戦のコスタリカ―ドイツで笛を吹いた。 　計６得点が入った熱戦。女性の副審２人と共に９０分間を問題なくさばいた。両チームとも決勝トーナメント進出の可能性を残し、ゴール前での小競り合いもあったが、冷静に仲裁。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のインファンティノ会長も来場し、歴史に残る一戦を見守った。 　フラパール氏は男子のフランス１部リーグや欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）でも主審を務めた実績がある。今大会では女性が初めてＷ杯の審判団に加わり、日本からはただ一人の審判員として山下良美氏が選ばれている。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕Ｗ杯で女性初の主審を務めるステファニー・フラパール氏（左端）＝１日、アルホル（ＡＦＰ時事）