自由奪われた鎌田＝Ｗ杯サッカー

　司令塔の鎌田は前半、自由を奪われた。トップ下で先発したが、５バック気味に守るコスタリカを前に、なかなか攻撃のスピードを上げられない。相手の守備網の間で自在にボールを受け、効果的なパスを連発する本来のプレーはできなかった。「納得はしていない」。淡々と振り返った。 　後半は布陣変更で１トップの背後の一角に入ると、徐々に本領を発揮。試合終盤には左サイドをえぐった三笘の折り返しに合わせたが、相手ＧＫナバスの好守に阻まれた。「個人としてもチームとしてもイージーなミスが多かった」と顔をしかめた。　（アルラヤン時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ゴール前で競り合う鎌田（左）とコスタリカのＧＫナバス＝２７日、アルラヤン