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オフサイド重ね混乱=アルゼンチン、衝撃の敗戦―W杯サッカー


 この結果をどれだけの人が予想できただろうか。アルゼンチンが後半開始直後、サウジアラビアに立て続けに2点を奪われて逆転負け。試合終了後、腰に手を当てて立ち尽くしたメッシは「非常に重い衝撃だ」。ショックを隠さなかった。  前半10分にメッシのPKで先制し、滑り出しは順調に見えた。同20分すぎにメッシがゴールへ流し込むもオフサイドの判定。同27分にはLa・マルティネスがDFの裏にうまく抜け出して得点かと思われたが、肩がオフサイドラインからわずかに出ていたとVARで判定され、取り消された。  前半は先制した後に3度もゴールネットを揺らしながら全てオフサイドとなり、司令塔のメッシは「混乱してしまった」と明かした。相手がDFラインを高い位置に保つことは想定済みだったが、縦パスへの反応では失敗を繰り返した。国際Aマッチ36戦連続無敗を誇っていた優勝候補が、逆転を許した後は攻撃が雑になり、後ろに引いた相手守備を崩せなかった。  スカロニ監督は「オフサイド判定が極めて正確だった。判定を半自動化するシステムがゴールを阻んだ」と皮肉を込めて振り返った。史上最多に並ぶ5度目のW杯を集大成と位置付けるメッシは「次に向けて、もっと自信を持たなければならない」。重苦しい幕開けとなった。 (ルサイル時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、FKで直接ゴールを狙うも決まらず、悔しがるアルゼンチンのメッシ(左)=22日、ルサイル 〔写真説明〕サウジアラビアに敗れ、引き揚げるメッシ(中央)らアルゼンチンイレブン=22日、ルサイル
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