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4年前の悔しさ糧に=背中で引っ張る遠藤航―サムライ、決戦の地へ(4)


 日本代表の一員として参加した4年前のワールドカップ(W杯)ロシア大会。出番なしに終わった遠藤航(シュツットガルト)は「悔しさと焦りがあった」。確固たる武器がない危機感を覚え、大会後に欧州へ。代表を引退した長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)の後継者として、ボランチの定位置をつかむと誓った。  湘南や浦和時代はDF起用が多かったが、本職での成長にこだわった。ベルギーを経て2019年からドイツでプレー。屈強な選手がそろう環境で1対1の強さに磨きをかけ、球際のデュエル(決闘)勝利数でリーグ1位になった。「迷ったら奪いに行く」。当初はかわされる場面もあったが、前に出る姿勢を貫いたことが技術向上につながった。  同じミスは繰り返さない。湘南の下部組織時代から見守り、トップチーム昇格後も指導した※貴裁(※恵の心を日に)氏(現・京都監督)は「一緒に映像を見て確認したことは一度もない。プレーを全部覚えているから会話で解決する」。卓越した記憶力で相手の癖をつかみ、すぐに生かす。以前から理解力や状況判断に優れていた。  所属クラブでは主将を任される。ドイツ語が流ちょうでないことを不安視する声もあったが「姿勢で示すことが求められている」。背中で引っ張り、昨季は1部残留が懸かる最終節で劇的な決勝ゴール。仲間が付いてきたことで苦労が報われた。W杯でも「ピッチ上で見せる」と意気込み、苦しい時間帯にプレーで仲間を鼓舞する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕国際親善試合の米国戦、ボールをキープする遠藤航(中央)=9月23日、ドイツ・デュッセルドルフ
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