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執念で横綱撃破=高安、2敗守る―大相撲秋場所


 元大関の執念が、横綱の意地を上回った。高安は昭和以降の新入幕で2番目に長い間隔となる46場所ぶりの金星獲得にも「まあ、あしたもいい気持ちでやりたい」とあっさり。心の中を占めていたのは、2敗に踏みとどまったことだったようだ。  頭を下げ、徹底して照ノ富士をまわしから遠ざけた。密着を許しかけて引き、土俵際に追い込まれたが、回り込んで距離を取り続ける。攻め手を欠いた横綱が珍しく蹴返しを狙った隙を逃さず、一気に押し込んで勝負あり。「ここだというときに決めることができた」。我慢の末の金星だった。  場所前には、伊勢ケ浜部屋に出向いて横綱の胸を借りた。自身が関取になる前、安馬(後の横綱日馬富士)と兄弟子の稀勢の里(現二所ノ関親方)が火の出るような稽古をしていたのを覚えており、「あの日のことを思い出して、自分ももう一丁、頑張らないといけない」。32歳はそう誓った。  8月には長男が誕生し、2児の父になった。「記念の場所になるよう、精いっぱいベストを尽くす」と力強く宣言。稽古の成果を発揮できれば、主役になれる実力は十分にある。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕照ノ富士(左)を攻める高安。押し出しで7勝目=19日、東京・両国国技館 〔写真説明〕高安(左)に押し出しで敗れた照ノ富士=19日、東京・両国国技館
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