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福留が引退会見「楽しかった」=最年長45歳、日米で24年―プロ野球・中日


 プロ野球中日の福留孝介外野手(45)が8日、名古屋市内で記者会見し、プロ24年目の今季限りでの現役引退を表明した。日米で活躍した現役最年長選手は「寂しさもあるが、いずれ自分にもこの時が来ると分かっていた。好きな野球をこれだけやらせていただいて、本当に楽しかった」とすがすがしい表情で語った。  引退の理由は「気持ちの面が一番大きい」。今季は代打を中心に22試合出場で1安打にとどまり、6月中旬からは2軍で調整。若手と接する機会が増えると、競争よりも後輩を応援する思いが徐々に大きくなり、「それが強くなったということは潮時かなと思った」。  1999年に日本生命からドラフト1位で中日入り。3度のリーグ優勝を経験し、米大リーグでも5シーズンプレーした。日米通算で2450安打を積み上げ、「プロに入る時に2000本は何とかして達成したいと思っていたので、できたのはよかった。やり残したことはあまりない」と誇らしげに話した。   本拠地バンテリンドームナゴヤでの今季最終カードとなる23日からの巨人3連戦のいずれかで引退セレモニーが行われる。    ◇福留孝介の略歴  福留 孝介(ふくどめ・こうすけ)大阪・PL学園高から日本生命を経て1999年にドラフト1位で中日入り。2006年には最優秀選手に輝くなど、3度のリーグ優勝に貢献。フリーエージェントになって08年に米大リーグのカブスに入団し、インディアンスなどでもプレー。13年に阪神に移籍し、16年に日米通算2000安打達成。21年に中日に復帰した。首位打者2度、ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞5度。96、04年五輪、06、09年ワールド・ベースボール・クラシック代表。182センチ、90キロ。右投げ左打ち。45歳。鹿児島県出身。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕引退会見する中日の福留孝介外野手=8日午後、名古屋市内
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