岡崎、ベルギーで再起へ＝新天地で「シンジ」共演―サッカー元日本代表

　【ロンドン時事】サッカーの元日本代表ＦＷ岡崎慎司（３６）が、ベルギー１部リーグ、シントトロイデンに加入し、海外４カ国目の挑戦をスタートさせた。入団発表翌日の２０日に敵地のオーステンデ戦でフル出場。かつて日本代表で共闘した香川真司（３３）と２トップを組み、チームの今季初勝利に貢献した。 　前半の立ち上がりに左クロスをヘディングシュート。後半には自陣で相手に体を寄せて球を奪い、後ろ方向の香川に巧みにつないだ。最後までピッチを駆け回り、何度も好機の起点となって上々のデビューを果たした。 　クラブの公式ユーチューブで「試合の感覚がなかったので、とにかくエンジン全開というか全力でプレーできたらいいと思った。それは９０分通してできた」と納得の表情。香川との連係は「動きだしやすい。真司が（球を）受けた時に動きだす回数を増やせたら、もっとチャンスは増える」と手応えを口にした。 　ドイツのシュツットガルト、マインツを経て、２０１５～１６年シーズンはレスターで、クラブ史上初のイングランド・プレミアリーグ制覇に貢献した。昨季はスペイン２部のカルタヘナで２得点にとどまり、契約満了で退団。シントトロイデンの練習に参加し、アピールが実って新天地でのチャンスをつかんだ。 　日本代表歴代３位の通算５０得点を誇る点取り屋。「ゴールが全てだと思っている。たくさんのゴールを決めて勝利に貢献したい」。情熱をたぎらせ、再起を期した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕岡崎慎司選手（ＥＰＡ時事）