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内山壮、腹くくり殊勲打=進化する高卒2年目捕手―プロ野球・ヤクルト


 最高の打撃で、交流戦3カード連続の勝ち越しへ導いた。ヤクルトの高卒2年目捕手、内山壮が八回1死満塁の好機で、走者一掃の決勝二塁打。「前の打者がつないでくれたので、自分も後ろにいい形でつなぎたいと思った」。殊勲の一打をそう振り返った。  速球派のゲレーロに対し、直球に狙いを絞った。「真っすぐのタイミングでもスライダーが引っ掛かると思って、腹をくくった」。6球目の154キロを芯で捉えて右中間へ運んだ。  新人だった昨年はわずか6試合の出場。今季は正捕手の中村が出遅れたことで出場機会が増えているが、積極的な打撃で代役にとどまらない存在感を示している。交流戦初戦の日本ハム戦では、代打で逆転勝利につながるプロ初本塁打を放った。  42歳の石川とバッテリーを組むなど捕手としても濃い経験を重ね、高津監督は「若い選手の成長スピードには驚かされる」と目を細める。伸び盛りの19歳。リードについては「反省することが多いので、しっかり次につなげていきたい」。強い向上心も成長を支えている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕8回、勝ち越しの3点二塁打を放つヤクルトの内山壮=2日、神宮
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