小林陵、平野歩が最優秀選手＝スキー連盟が表彰式

　全日本スキー連盟の２０２１～２２年シーズン表彰式「スノーアワード」が１０日、東京都内で開かれ、最も印象的な活躍をした最優秀選手には２月の北京五輪で金メダルを獲得したノルディックスキー・ジャンプ男子の小林陵侑（土屋ホーム）とスノーボード男子ハーフパイプ（ＨＰ）の平野歩夢（ＴＯＫＩＯインカラミ）が選ばれた。 　小林陵はジャンプの日本勢で２４年ぶりの金メダルに加え、ワールドカップ（Ｗ杯）とジャンプ週間の総合優勝も達成。「すごくいい結果が出て素晴らしいシーズンになった。今後も皆さんに元気を与えられるようにぶっ飛んでいきたい」とコメント。欠席した平野歩は「来季は新しいチャレンジとともに、ＨＰのコンテストも出ながら頑張りたい」とのメッセージを寄せた。 　北京五輪でスキーとスノーボードの日本勢は史上最多となるメダル８個を獲得。メダリストには報奨金が授与された。個人と団体で銅メダル２個を獲得し、優秀選手賞にも選ばれたノルディックスキー複合の渡部暁斗（北野建設）は「レースの魅力が伝わった五輪になって、メダルの色以上に価値が伝わってよかった」と語った。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕「スノーアワード」で最優秀選手賞を受賞し、スピーチするジャンプの小林陵侑＝１０日午後、東京都港区