橋本らが花添える＝体操・内村引退

　一時代を築いた内村の最後の舞台に、五輪代表経験がある豪華メンバー９人が花を添えた。 　昨夏の東京五輪で個人総合と鉄棒で２冠の橋本は、鉄棒で四つの手放し技を決めるなど、それぞれが得意種目を演技。橋本は「航平さんが積み上げてきたものを引き継ぎ、東京五輪で果たせなかった団体金メダルをパリ五輪やその先で獲得し、日本の体操が世界一だと証明したい」と誓った。 　昨年引退した白井さんは、ゆかと跳馬で自身の名前が付いた技を次々と披露。現役選手にも負けないひねりの切れで会場を沸かせ、内村には「夢や希望、勇気を与えてくださってありがとうございました」と語り掛けた。 　つり輪と跳馬を演技した谷川航は、「全選手が目指すべき存在。神ですね」と、その存在の大きさを表現した。（了）【時事通信社】