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新大関御嶽海「不安なし」=コロナ下、混沌の春場所―大相撲


 大相撲春場所は13日にエディオンアリーナ大阪で初日を迎える。1月の初場所後、角界では新型コロナウイルスの感染者が続出し、幕内では横綱、大関全員を含む半数以上が陽性に。恒例の合同稽古が見送られ、普段以上に難しい調整を迫られた力士が多く、賜杯争いは混沌(こんとん)としそうだ。  連覇が懸かる御嶽海は、長野県から227年ぶりの新大関という話題性もあって、大きな期待を背負う。療養中に体重は減ったが、最近の安定ぶりも評価されて昇進しており、「不安はない。受ける立場にはなるが、挑戦者としていく」と自信を示している。  先場所の照ノ富士は終盤戦で動きに精彩を欠き、新横綱からの3連覇を逃した。実績は十分なだけに、両膝などの状態が万全なら今場所も先頭で引っ張りそうだ。  正代、貴景勝の2大関はかど番で臨む。正代はコロナ感染の影響で稽古のペースが遅れ、まずは勝ち越しが目標。けがが多い貴景勝は、先場所で痛めた右足首の状態が気掛かり。  新関脇の阿炎は地力が備わり、積極的な取り口を好成績につなげている。新小結の豊昇龍は重点的に立ち合いを磨き、まずは初日で当たる照ノ富士を慌てさせたい。(了)【時事通信社】
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