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4強に望みつないだ日本=4失点も動じず「勝ちを信じた」〔五輪・カーリング〕


 最終戦に1次リーグ突破の望みをつないだ。ロコ・ソラーレの日本が米国を撃破。連敗を2で止め、スキップの藤沢は「落ち込みそうになった時もチーム全員で最後まで勝ちを信じていた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。  今大会は2戦目から4連勝を飾ったが、14日の韓国戦で敗れると歯車が狂い始めた。変化しやすい氷の状況に加え、大会中に研磨されて曲がりなどが読みづらくなったストーンにも苦しんだ。この日も第7エンドに4点差を追い付かれたが、すぐに2点を奪い返し、「落ち着いてプレーできたのはこのチームで約8年間、しっかり積み上げたものだと思っている」とサードの吉田知が胸を張った。  昨年9月の日本代表決定戦では、2連敗と後がない状況から3連勝。五輪最終予選への道を切り開いた。スキップの藤沢は「私たちは毎大会崖っぷちに立たされることが多くて、そのたびにチーム全員で乗り越えてきた」。数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験は、メンバーが共有できる自信の源になっている。  2018年平昌五輪では若さゆえの爆発力も生かして銅メダルを獲得したが、今は個々の技術向上と経験値がチームを支えている。17日の1次リーグ最終戦の相手はスイス。4年前も最終戦で対戦し、敗れたものの、4位(5勝4敗)で4強に滑り込んだ。  スイスは女子世界選手権で、新型コロナウイルスの影響で中止になった20年を挟み19、21年と連覇している強豪。既に準決勝進出を決めている世界女王相手に、この4年間の成長を見せるときだ。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕カーリング女子1次リーグで米国に勝利し、喜ぶ(左から)藤沢、吉田知ら=16日、北京 〔写真説明〕カーリング女子1次リーグの米国戦で指示を出す吉田知(奥)=16日、北京
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