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積水ハウス、特別展「絹谷幸二 平和へ」【後期展】「絹谷幸二 天空美術館」で2025年7月4日(金)より開催


2025年7月5日
積水ハウス株式会社

 積水ハウス株式会社が設立・運営する「絹谷幸二 天空美術館」(梅田スカイビル タワーウエスト27階)は、特別展「絹谷幸二 平和へ」【後期展】を、2025年7月4日(金)から12月7日(日)まで開催いたします。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O4-piI7E9lC

 
 現在、多くの国々や地域で紛争が続き、多数の死傷者や難民が出ています。また、環境破壊が各地に自然災害を引き起こすなど、平和への道のりは厳しいといえます。平和こそ人類共通の願いであるという認識は、洋の東西を問いません。絹谷幸二は、作品を通して 戦争の愚かさを説くとともに自然への畏敬の念を抱きながら制作を続け、これまで多くの人々に夢と希望を与えてきました。

 本展覧会は、「Peace」のメッセージを強く表わした作品を中心にご紹介し、戦禍・災害に苛まれる全世界の人々に安寧の日がおとずれることを願って開催するものです。

特別展示情報URL:https://www.kinutani-tenku.jp/s_exhib 

■作品のご紹介

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O3-sBjsYRgw
「ノン・ディメンティカーレ(忘れないで)」
1994年 ミクストメディア 200号(1940×2590)

 画面は、色彩も暗く抑制され、装飾性もみられない。人間の闘争の世界が描かれた表現は、まるでピカソの描いた「ゲルニカ」を想起させる。画面には、キノコ雲や銃を放つ兵士たちが描かれ、下辺に"PIKKA DON"の文字も見られるなど、戦争による破壊や殺戮、廃墟の光景が隙間なく描き込まれている。絹谷は、このような人間の悲劇を「忘れないで」と絵筆によって伝えている。作品には、戦争への憤り、反戦へのメッセージが示されて、宗教画のような荘重さを醸し出している。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O6-Ap6oDv7J
「蒼に染まる想い」
2008年 ミクストメディア 200号(1940×2590)

 息を呑むような真っ青な背景には、2人の子どもと土人形が中央に描かれている。これらは、絹谷の記憶の世界を描いている。絵のまわりには、ヘリコプターや戦闘機が点在し、右下には、冠雪した富士が描かれている。本来であればエンジンの轟音が、聞こえてきそうなものの、色によって搔き消されて、無音の空虚さとともに忍び寄る戦争の恐怖を感じさせる。カメラを首から下げた学生服の男子は、絹谷自身で、右隣に描かれている子どもは、今は亡き甥を描いている。富士は、自身の成長にとって欠かせない指標であり、土人形は、作者の家族との関わりを象徴している。絹谷自身は、戦争の時代は終わり、時はめぐるなかで、幸福と平和の尊さを伝えている。幼少時から早熟だった絹谷が、人知れず自身の落ち着ける居場所を求めてすごした、少年期の複雑な思いを絵画に反映している。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O7-9h90FD19
「天駆ける仁王 ⅠⅡ」
2021年 120号(1939×1303 2点組)

 守護神である仁王(金剛力士)が、灼熱の天空を駆けて、世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルス感染症と対峙する様子を描いている。画面下には日本をはじめ、ロシア、ブラジル、フランス、インドといった各国のシンボルとなる建物が丹念に描き込まれ、この疫病が世界へと蔓延していった様相を描いている。口を開いた阿形像は、「Corona(コロナ)」打ち砕き、口を結んだ吽形像は「喝」を打ち出している。いずれの仁王も人々を救済するために糸を垂らししている。作者は、生きることそのものが死に直面せざるを得ないという自然界の摂理と向き合うなかで、コロナ禍による不安と恐怖、隔離がもたらす社会不安、混乱から人々を守りたいという願いを作品に込めている。

 
■絹谷 幸二 (きぬたに こうじ)氏

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O2-WV1I7WXd

1943年 奈良県出身。東京藝術大学大学院壁画科修了後、ヴェネツィア・アカデミアに留学。フレスコ(壁画の古典技法)を修得し独創的なスタイルを確立する。 1997年「銀嶺の女神」長野冬季五輪公式ポスター原画を制作する等、半世紀に亘って日本の現代画壇をリードし後進の育成にも尽力。現在、東京藝術大学名誉教授、日本藝術院会員。2014年文化功労者顕彰。 2021年文化勲章受章。2023年、若手美術作家を顕彰する「絹谷幸二芸術賞」を創設。

■絹谷幸二 天空美術館について
2016年12月「梅田スカイビル」内にオープンした最新の体験型ミュージアム。2021年度に文化勲章を受章した絹谷幸二氏の色彩豊かなフレスコをはじめとする絵画や立体作品を展示し、3DやVR映像など体験型コンテンツも存分に楽しめる絹谷幸二氏の単独美術館。館内には展示・体験スペースの他、快適空間のカフェ等も併設し、眺望も抜群な美術館。

■2019年度より「全国美術館会議」、「日本博物館協会」の正会員に加盟。
■フレスコ画を間近で見て、実際に創る「フレスコ体験」が、2019年度キッズデザイン賞を受賞。
■国立大学法人 大阪教育大学と協同研究を行った対話型での美術館訪問・鑑賞授業サポート教材「アート とともだち」が、2022年度キッズデザイン賞を受賞。

【開館時間】10:00‐18:00、金曜日・土曜日・祝前日は10:00‐20:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】火曜日(ただし祝日の場合は開館し翌平日が休館)、年末年始、展示替え期間
【入館料】一般1,300円(税込)、大学・高校・中学生800円(税込)、小学生以下無料、
                  団体・障がい者割引あり
【所在地】〒531-0076 大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
【お問い合せ】06-6440-3760(開館時間内)
【公式サイト】https://www.kinutani-tenku.jp

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031640-O1-dIu5V72F
シンボルゾーン / 天空カフェ

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