
早稲田大学
明治から昭和初期の写真2,800点超を収録
高解像度データの有償貸与を開始
早稲田大学歴史館(館長:真辺将之文学学術院教授)は、2025年6月5日より、所蔵する「写真データベース(原版写真)」の高解像度画像データ(注1)2,864件(注2)について、法人・事業者向けの有償貸与サービスを開始しました。
注1:おおむね6MP超。
注2:「早稲田大学写真データベース(原版写真)」として公開している写真データ3,020点のうち、同一ショットの別プリントと思われるデータを控除した件数。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100279-O3-B9x6KzK7】
本サービスは、共同通信社が運営する報道写真・映像プラットフォーム「KYODO NEWS IMAGELINK(イメージリンク)」を通じて提供され、会員登録済みの法人・事業者であれば、オンライン操作で利用申請・許諾取得・データ購入の手続きができます。時間と手間を要することなく、歴史資料をスムーズにご活用いただけます。
イメージリンクでは、早稲田大学歴史館が所蔵する資料群「早稲田大学写真データベース(原版写真)」の写真を収録しています。明治期から昭和初期にかけての早稲田大学、大隈重信などの大学関係者・学生・政治家・学者・海外要人、キャンパス風景・雑観などが含まれます。なお写真の説明文は整理時につけられた情報であり、研究の進展により情報が更新される可能性があります。
早稲田大学歴史館のコンテンツ:共同通信イメージリンク
早稲田大学歴史館では、こうしたデジタル資産の有効活用による収益を、資料の修復や保存、再整理といったアーカイブズの継承活動に還元する仕組みの構築を進めています。出版、放送、展示、商品企画など、法人・事業者の多様な活用ニーズに対して迅速にお応えする本サービスのご利用を、ぜひご検討ください。みなさまの一つひとつのご利用が、歴史館の事業を支え、記憶や記録を守り、文化的資産を次の世代へ手渡す力になります。
なお個人の方による画像のご利用については、文化資源データベースに掲載されている画像データを対象に、「所蔵資料の掲載・放映申請」手続きをご案内しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506100279-O2-JydV5kd0】
原版写真とは
早稲田大学(東京専門学校)の草創期から昭和初期に至る約50年の歴史を映し出す貴重な一次資料です。これら約3,000点の写真を体系的に整理した目録を、1999年に公開しました。以下の記述は佐藤能丸編「〔資料収集整理報告〕早稲田大学大学史資料センター所蔵「原版写真」目録(1)」『早稲田大学史記要』第31巻(1999年7月、早稲田大学大学史資料センター)を要約したものです。
写真の多くは、学内外の関係者から大隈家や高田早苗、市島謙吉らを経て図書館に寄贈されたもので、『早稲田学報』や学内刊行物に掲載されたものも含まれます。1970年に大学史編集所(現・歴史館)に移管され、以後、保存・整理が進められてきました。撮影当時のオリジナルプリントであることから、資料群「原版写真」と名付けられました。
内容は、大隈重信をはじめとする人物写真、学生生活、式典、校舎や施設、キャンパス周辺の風景など多岐にわたります。撮影年や被写体が明記されていないものも多く、建物の外観や服装の特徴、撮影地の情報から推定したものも含まれています。
以下の凡例は、前掲目録からそのまま引用したものです。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102172/202506100279/_prw_PT1fl_BQ65Z15Q.png】
早稲田大学歴史館の概説:共同通信イメージリンク