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温室効果ガス排出量削減の前倒し達成について


2021/6/16
ハリマ化成グループ株式会社

ハリマ化成グループ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長谷川吉弘、以下、当社)は、政府方針の温室効果ガス(GHG)を2030年46%削減(2013年度比)目標に対し、3年前倒しし、2027年に46%削減、2030年には50%削減することをお知らせいたします。

当社グループは経営理念「自然の恵みをくらしに活かす」のもと、再生可能資源である松やに(ロジン)を原料にパインケミカル(松の化学)を事業の中心に展開しています。これまで加古川製造所(兵庫県加古川市)にバイオマス発電設備※1(2005年)を稼働、伊保基地(兵庫県高砂市)には太陽光発電システム(2014年、発電能力1,129W)を稼働させ温室効果ガス削減に取り組んできました。
2050年カーボンニュートラル達成に向けて、当社が策定した国内の温室効果ガス削減ロードマップを図1に示します。当社はバイオマス発電設備などの稼働により基準年の2013年度には、温室効果ガス排出をCO2換算で年間1万7千t※2にしました。さらに事業ポートフォリオの再構築、省エネルギー活動の推進により2020年度までに2013年度比で16.7%の削減(年間CO2排出量1万4千t)を実施しています。今後もこれまでの取り組みを継続しつつ、当社の特徴/強みである「資源循環型事業」であるトール油蒸留設備とバイオマス発電設備を最大限に活用する施策を実施することで、2050年までにカーボンニュートラル実現に向け邁進してまいります。

図1.温室効果ガス(GHG)削減ロードマップ[CO2換算]                                    
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106156261-O3-0f73p45O

また、世界的なカーボンニュートラル達成への要求が高まる中、海外拠点を含めたグローバルでのカーボンニュートラル達成に向け、今後改めてロードマップを策定いたします。

※1
原料のCTO(粗トール油)からロジン、脂肪酸を精製する際に分離されるピッチ・ヘッド等の副生物を燃料に、専用ボイラーで蒸気を発生させ蒸気タービンで発電しています。最大出力4,000kW、加古川製造所で使用する電力を賄うほか、余剰電力は電力会社に再生可能エネルギーとして売電しています。
※2
2013年度の国内GHG排出量は6万4千トンですが、バイオマス発電設備により、4万7千トンがカーボンオフセットとなり、1万7千tとなっています。

ハリマ化成グループ 資源循環型事業モデル                           
当社グループは、松から得られる化学物質を人々の生活や産業に役立つ製品にするパインケミカル(松の 化学)を通し、自然にやさしい循環型事業を行っています。
  
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106156261-O4-C1w8bs6g

 
2020年度の温室効果ガス排出量内訳[CO2換算]                                
バイオマス発電や、燃料の転換などにより GHG の排出量削減に取り組んでおり、当社グループ国内拠点での CO₂ 削減効果は次の通りです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202106156261-O6-26XokIyP

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