【2020×東洋大学】法学部 谷釜教授に聞く、オリンピックの理想像「オリンピズム」とオリパラ教育とは?
東洋大学
東洋大学は研究成果である「知」で2020へ貢献します
世界情勢の不確実性が高まる時こそ、
真のオリンピズムを伝えていく意味がある
本ニュースレターでは、東洋大学が2020年から未来を見据えて、社会に貢献するべく取り組んでいる研究や活動についてお伝えします。
今回は、法学部法律学科 谷釜 尋徳 教授に、近代オリンピックの始祖クーベルタンが描いたオリンピックの理想像「オリンピズム」とオリパラ教育について聞きました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202007081805-O2-7OLLRRHQ 】
法学部 法律学科 谷釜 尋徳 教授
Point
1.オリンピズムは、人間教育・国際交流・世界平和への願い
2.オリパラ教育は、子どもたちの未来のために
3.2021年こそ、真のオリンピズムに立ち返る時では
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202007081805-O3-OKJWchWx 】
オリンピズムは、人間教育・国際交流・世界平和への願い
近代オリンピックとは、どのようにして始まったのでしょうか。
近代オリンピックの始祖であるピエール・ド・クーベルタンは、1863年、パリに生まれた貴族の子息でした。しかしクーベルタンの青春時代は、相次ぐ内紛や普仏戦争の敗戦などの影響で、けっして明るいものではなかったようです。教育者となったクーベルタンは、イギリスのパブリックスクールを視察した際、学生たちが積極的かつ紳士的にスポーツに取り組む姿とその土台となる教育に触発されます。そして、自国フランスの教育改革のためにスポーツを取り入れる必要性を感じるようになったのです。また、同時期に、ギリシャの古代都市オリンピアの周辺で、古代オリンピックが行われたとされる競技場跡が発見され、各方面から注目を集めていました。なかでもクーベルタンは、その古代オリンピックが神聖な催しとされ、開催期間中とその前後はギリシャ域内の都市国家間で停戦協定が結ばれていたという話に強い感銘を受けたといいます。平和希求、古代オリンピック、スポーツ教育。これらに若きクーベルタンの想像力は掻き立てられ、夢の実現に向けて動き出しました。そして、1894年6月、パリの国際会議で、クーベルタンが提案した近代オリンピックの大会開催と国際オリンピック委員会(IOC)の設置は満場一致で可決し、オリンピック・ムーブメントが初めの一歩を踏み出したのです。
クーベルタンの描いたオリンピックの理想像「オリンピズム」とは、どのようなものだったのでしょうか。
オリンピズムとは、スポーツを通じた人間教育、国際交流、世界平和を願う壮大な思想だと表現することができます。戦争に苦悩した若き日のクーベルタンは、スポーツを通じて国際交流を行い、お互いの違いを認め合うことで、世界平和の実現を目指しました。オリンピックが世界的な平和運動として受け継がれてきたことは、他のスポーツ競技大会とは一線を画している点だと思います。
「オリンピック憲章」の中では、オリンピズムを世界中に広めるすべての活動を「オリンピック・ムーブメント」と呼んでいます。4年に1度のオリンピック競技大会は、オリンピック・ムーブメントの主な活動のひとつ。このような意味で、出場選手はオリンピズムを体現し、国と国の架け橋になる「アンバサダー(親善大使)」の役割も担っているのです。
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オリパラ教育は、子どもたちの未来のために
学校教育の中で行われているオリンピック・パラリンピック教育とは、どのようなものでしょうか。
2020年から遡る5年間、東京都をはじめ全国の小・中・高・大学などを中心に、オリパラ教育は推進されてきました。「オリンピック・パラリンピック学習読本」などの教材も配布され、オリンピズムの理念や歴史、競技、国際マナーまで広く学ぶ機会が設けられています。私自身も、地域の学校や生涯学習の場などで、オリパラについてお話しする機会をいただいています。その機会を通じて「オリパラを深く知ることで、もっと応援したいと思った」などと予想以上の反響があり、私も伝えていくことの大切さを実感しています。東洋大学においても、選手育成だけでなく、オリパラ教育にはひときわ力を注いできました。2015年から授業として「オリンピック・パラリンピック講座」を開講し、オリパラに関する歴史や社会問題、法律、科学的トレーニング、栄養管理、観光分野など、多岐にわたるテーマを本学教員が講義しています。昨年には、その講義をまとめた『オリンピック・パラリンピックを哲学する』という書籍も発刊しました。そんな中で私は、オリパラ教育には2つの意味があると考えています。1つは、オリンピックの理念や歴史、競技、選手の体験談などを通じて、オリパラについて理解を深めること。もう1つは、オリパラを通じて、スポーツマンシップや多様性を認めあうことなど、新たな気づきや行動変化に繋がる学びを得て、深く「哲学する」姿勢を身につけることです。オリパラ教育で東京大会を盛り上げることも大切ですが、それが子どもたちの未来にも何らかの形で役立つことを私は願っています。
2021年こそ、真のオリンピズムに立ち返る時では
オリンピズムは、2021年に何を残すと考えられるでしょうか。
日本は70年以上、戦争をしていない、平和を維持している国です。その日本で五輪を開催することには非常に重要な意味があると思います。オリンピックが平和運動だと考えると、世界平和が実現するまでオリンピックは続けていかねばならない。オリンピックが続いている間は、まだ世界平和が実現していないともいえるのかもしれません。
スポーツを通じて人間教育や国際交流を行い、世界平和につなげる。オリンピズムの根幹にあたる部分を残すことが大切だと思います。五輪は世界最高峰のスポーツ競技大会ですが、勝敗だけを観るのではなく、複雑な世界情勢に直面している今こそ、その理念に立ち返り、みんなが改めて考える機会にすることが必要なのではないでしょうか。
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谷釜 尋徳 (たにがま ひろのり)
東洋大学 法学部 法律学科 /博士(体育科学)
専門分野:スポーツ史
研究キーワード:オリンピック史、江戸のスポーツ史、バスケットボール史
著書:オリンピック・パラリンピックを哲学する〔晃洋書房〕、歩く江戸の旅人たち〔晃洋書房〕、籠球五輪〔流通経済大学出版会〕ほか
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