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同志社大学良心学研究センター・シンポジウム「AI・ロボット時代における良心」開催!


2019年1月18日



学校法人同志社 同志社大学



同志社大学良心学研究センター・シンポジウム「AI・ロボット時代における良心」開催!



1月17日、同志社大学今出川キャンパスで良心学研究センター主催シンポジウム「AI・ロボット時代における良心」を開催しました。今回は、廣安知之氏(同志社大学 生命医科学部 教授)と小原克博氏(同志社大学 神学部 教授)を講師とし、それぞれ「第3次人工知能ブームの中で」、「人工知能・ロボットから良心を考える」と題して講演していただきました。

廣安氏は、昨今の人工知能ブームに至るこれまでの経緯について触れた上で、人間と同等の知能を持った汎用型AIが誕生する可能性があるのかどうか、技術的な困難がどこにあるのかを示し、同時にAI研究が人間理解・生命理解につながり、それゆえ、良心的・哲学的な視点も必要となってくることを語られました。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201901182365-O3-o85l3O29

    廣安 生命医科学部教授

小原氏は、AI・ロボット研究と良心学の接点を多くの例を通じて示し、良心を人間だけの働きとして限定するのではなく、むしろ、自然(生命)や人工物をも視野に入れる形で良心概念を拡張する必要があること、また、人間と人工物(技術)の根源的な相互浸透性を視野に入れた新たな価値観が求められていることを語られました。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201901182365-O4-P7vfdBGp

    小原 神学部教授・良心学研究センター長

 講演後、講演者に加え、新茂之・文学部教授、田口聡志・商学部教授より、それぞれ専門の哲学(プラグマティズム)、行動経済学の視点から示唆に富んだコメントをいただき、パネルディスカッションが行われました。その中では、近年話題なっている車の自動運転に関して、それに付随する倫理的課題も議論されました。AIやロボットを人間社会における共存の問題と重ねて論じていく必要があることも話題とされました。最後に、フロアーとの質疑応答がなされました。予定時間を超える活発なやり取りがなされ、来場者の関心の高さを感じさせられました。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201901182365-O6-09MXN85L

    パネルディスカッション

AIやロボットが近未来の社会にもたらす可能性と問題を考えるためには、技術論にとどまらず、人間のあり方、社会の将来像などを分野を超えて論じる必要があること、そのために良心が有効な視点を与えてくれることを確認することのできたシンポジウムとなりました。なお、当日の様子は良心学研究センターホームページよりご覧いただけます。



同志社大学良心学研究センターについて

現代世界における「良心」をめぐる課題を考察し、その応用可能性・実践可能性(統合知および実践知としての良心)を探求することを通じて、学際的な研究領域として「良心学」を構築することを目的とし、2015年4月に設立されました。

同志社大学良心学研究センターWEBサイト



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