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世界初の「マルチカラー照明」と1200万画素撮像素子を搭載した高性能スマートカメラ「FHV7シリーズ」発売


2018年11月5日



オムロン株式会社



世界初の「マルチカラー照明」と1200万画素撮像素子を搭載した

高性能スマートカメラ「FHV7シリーズ」発売



オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役CEO: 山田義仁、以下オムロン)は、カメラと照明、画像処理機能を一体化した高精度な画像検査を簡単に導入できるスマートカメラ「FHV7シリーズ(以下FHV7シリーズ)」を2018年11月よりグローバルで順次発売します。「FHV7シリーズ」は世界で初めて「マルチカラー照明」*1とクラス最高*2の1200万画素の高解像度カメラを搭載し、1台で多品種を生産する現場における業界最高精度の画像検査を実現します。

          

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811029891-O1-Mp3R9KSM

               【スマートカメラ「FHV7シリーズ」】



近年、消費者の品質に対する要求が厳しくなる中、企業の果たすべき社会的責任は年々高まっています。その中で、生産現場においては、製品品質の維持向上や不良品発生時の早急な原因解析のため、品質検査を厳格化する動きが加速しています。また、消費者ニーズの多様化が進み、マスカスタマイゼーションに代表される、1つの装置で多様な製造を行う多品種生産の増加により、色やサイズの異なる製品に対応可能な品質検査が求められます。このような高度な品質検査に対応しつつ、柔軟な生産を実現するためには、製造品目ごとに都度発生する設定変更や調整、段取り替えに伴うダウンタイムが生産上の大きな課題となっています。



オムロンは、このような背景の中、高度な画像検査を簡単にモノづくり現場へ導入できる高性能スマートカメラ事業に参入します。「FHV7シリーズ」は「マルチカラー照明」と、「オートフォーカスレンズ」を搭載し、検査対象物の色やサイズの変更にも柔軟に対応することで、同じ製造装置でさまざまな品種の製品を生産する超多品種変量生産においても、検査内容や対象物に応じたカメラの設置や調整といった高度な技能が不要となります。また、クラス最速*2の画像処理機能と、クラス最高の解像度を誇る1200万画素カメラを搭載することで、生産スピードを落とさず、従来よりも高精度な検査を実現し、製造品質を高めます。加えて、従来比2倍*3の速度で検査画像を圧縮できる「高速画像圧縮アルゴリズム」で、計測中にも画像データの全数保存を可能にし、品質管理を要求される生産工程でも徹底したトレーサビリティー管理を実現します。



「FHV7シリーズ」は、オムロンの主力機種である高性能画像処理コントローラーFHシリーズの体積比1/4サイズの筐体(きょうたい)に、同等の画像処理性能を持ちながら、多機能な照明や高画素カメラを搭載しています。これはオムロンの高速高精度な画像処理技術と、2017年7月に買収したオムロンセンテック社が持つ小型・高速・高画質を実現するカメラ設計技術の融合により実現しました。



オムロンは、3つの“i”、「integrated(制御進化)」、「intelligent(知能化)」、「interactive(人と機械の新しい協調)」からなるコンセプト“i-Automation!” のもと、製造業のモノづくり現場の革新に取り組んでいます。

このたび、従来にはない新しいコンセプトを持つスマートカメラ「FHV7シリーズ」を通じて、 “i-Automation!”を顧客企業各社と共に加速させ、製造現場の生産性と品質管理力の飛躍的向上に貢献してまいります。





主な特長

1.多品種生産に1台で対応

●「マルチカラー照明」で、1色の照明では安定しなかった計測を容易に実現。検査対象物のデザイン変更や品種追加があっても照明の色や照度をパラメーター1つで調整でき、照明の交換やシビアな調整も不要に

●最大1200万画素の撮像素子で、広い範囲も高精度に検査可能。品種ごとに検査位置が異なる混流生産工程でも、カメラ複数台の導入やカメラを移動させるメカ機構が不要になり、設計工数や部材コストを削減

●オートフォーカスレンズで、サイズの異なる品種も、設置距離59~2000mm*4㎜の範囲内でピントを合わせ、パラメーターで簡単に切り替えて検査可能。カメラを移動させるメカ機構が不要になり、設計工数や部材コストを削減



2.シーンに合わせて自由に組み換え

●カメラ、レンズ、照明を自由に組み合わせられるモジュール組み換え構造

●カメラ本体の取り付けサイズは統一し、部品交換も可能なため、設計や保全の工数削減



3.生産タクトを落とさず製造品質を向上

●2コアCPU搭載によって、スマートカメラ最速の従来比4倍*3の画像処理で、解像度を上げたり、検査項目を増やしたりしても従来同等の生産タクトを維持

●高速ロギングで画像データを保存しながら計測を可能にし、撮像した画像データを高速に圧縮することで、徹底したトレーサビリティー管理を実現



*1.スマートカメラに、世界で初めて多色点灯が可能な照明を搭載。2018年10月当社調べ。

*2.スマートカメラにおける最速、最高解像度。2018年10月当社調べ。

*3.お客様の装置に導入されている画像センサーの計測処理、データ保存時間との比較。2018年10月当社調べ。

*4.レンズの種類によってフォーカスできる範囲は異なります。





<“i-Automation!”について>

オムロンは、これまでFAのリーディングカンパニーとして画像処理センサーなどの入力機器から、各種コントローラー、サーボモーターなどの出力機器をはじめ安全対策機器、産業用ロボットまで幅広い機器を有し、これらをソフトウェアで組み合わせた独自のオートメーション技術を世界中の製造現場に提供してきました。現在は、こうした技術と機器群をベースに、3つの"i"、「integrated(制御進化)」、「intelligent(知能化)」、「interactive(人と機械の新しい協調)」からなる戦略コンセプト"i-Automation!"を掲げ、製造業のモノづくり現場の革新に取り組んでいます。



<オムロン株式会社について>

オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000名の社員を擁し、117か国で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。







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