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シンプルな2つの視点で、投資家たちの旬の「いいね!」を見極める。



投資家たちの悩み




「自分が買ったら株価が下がる」



「私が売ったら株価は上がっちゃう」

と嘆く投資家は多いものです。それはなぜでしょうか。



理由は簡単。安く買える品物は価値が安いからで、高く売れる品物は価値が高いからです。



株価つまり会社の価値も、同じように考えます。では、それを踏まえて、ビギナーでもわかる株式投資のシンプルな視点をご紹介しましょう。





シンプルな視点1 その会社の品質はどうか?


商品やサービスの品質ではありません。その会社を「モノ」と見立てた場合の品質です。会社の実力と考えても良いでしょう。



株を買うということ




会社を1つの「モノ」と考えた時、会社を何億分の1や何千万分の1単位に細切れに砕いた破片1つを買う行為です。



その破片1つの価値が株価なのです。つまり、破片を何億個、何千万個(その数は会社によって違う)集めて、1つの会社という「モノ」にした時の品質が、会社の価値を決めるのです。



会社の価値を決める場所は、ほかでもない、株式市場です。ここは会社という「モノ」のオークション会場です。



会社の品質を測る尺度はさまざま




では、会社の品質(実力)は、どんな尺度で測るのでしょうか?



実力と考えても良い、と述べました。人によって会社の良しあしを測る尺度は違います。



・ 同業他社より売上の金額が多い(市場シェアが高い)



・ 利益が年々増えている



・ 借金が少ない



・ 優れた商品やサービスを提供している



・ 長年売れているヒット商品がある



・ 新商品の開発や研究に力を入れている



・ 社長はじめ経営者の考え方が素晴らしい



・ 従業員を大事にしている



・ 従業員が生き生きと熱心に働いている



・ 地域貢献や社会貢献に前向きだ



・ 株主配当金が多い(配当利回りが高い)



・ 株主優待制度が魅力的だ



など、挙げればキリがなく、業種や会社の規模によって重視する基準が違う場合もあります。



数多くある具体的な実力を測る尺度は、1つに絞ることができません。また、「いいね!」と会社を判断する尺度は、常に同じではなく、流行があります



この「流行」は、シンプルな視点2つ目に関係します。









シンプルな視点2 その会社の評判はどうか?


例えば、景気が悪い時期は「借金が少ない方が良い会社だ」と思う人は多いものです。



しかし好景気なら、波に乗って新規事業に進出すれば会社の利益を伸ばす可能性が高まりますから、借金をしてでも事業を拡大する会社に「いいね!」が集まります

「ロングセラー商品のメーカーは、安定しているので良い会社だ」

と思われる環境もあれば、

「年々改良を重ねて機能性を高めた商品を打ち出すメーカーは、不振に終わる場合もあるけれど、長い目で見れば魅力的だ」

と思われる環境もあります。



つまり、キリがないほど挙げられる会社の品質は、「今、人々の評判は何を重視して会社の良しあしを判断しているか」が決め手です。



会社の「いいね!」は、環境によって変わる








経済環境や人々の価値観が変化するため、その都度、「いいね!」の理由が変わります



それなのに、頑なに「無借金経営が良い」とか「ロングセラー商品の会社は良い」と決めつけてしまうと、株式投資はうまくいきません。



株式市場はオークション会場



投資家の多くが「いいね!」と思えば買いが集まり、株価が上がります。投資家の多くが「良くないね」と思えば売りが集まり、株価が下がります。



品質の尺度や評判は、消費者目線で十分。「その会社で働くなら」という目線でも良いですし、「自分がその会社の社長だったら」でもOKです。



シンプルに「品質」をとらえ、「評判」に耳をすましてみる。株式投資は、最低、これだけでも十分です。(執筆者:石原 敬子)



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