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日銀政策決定会合に注目【今週の日経平均を考える】


今週の日経平均株価は、日銀政策決定会合への注目が集まる中、依然として上値の重い展開が続いています。米国主要株価指数が上昇する一方で、日経平均も4万円に近づく場面がありましたが、陰線が多くトレンドが不安定です。株価の動向には、日銀の政策決定や米国の利下げが影響を与えると考えられます。日銀が利上げを決断すると株価はわずかに上昇する可能性がありますが、大きな上昇は見込みにくく、却って下降する可能性も。今週の注視すべきポイントは為替と日銀政策決定会合です。

日銀政策決定会合に注目【今週の日経平均を考える】


日銀政策決定会合に注目

先週は、ナスダックやS&P500が最高値更新し、強さを見せた1週間でしたが、ダウは右肩上がりのBOXの上限に達してからはBOX下限に向かって連日陰線で下げています

米主要3指数が上値は重くなる中、日経平均株価も4万円に触れた割には陰線が多く、上値が重い展開が続いています。

これを打破できるのか、日銀政策決定会合の結果次第でしょう。

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、上向きで推移しています。

25日線は、上下繰り返しながら横ばいの動きをしています。

75日線は、上向きに推移しています。

並び順は、5日25日75日で上昇トレンドとなっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万8700円処を推移しています。

トレンドライン

BOX上限の3万9900円処に到達し、上値が重くなっています。この9月20日からのBOXは上が3万9900円処で、下が3万7700円処です。

直近では12月11日と12日に開けた窓が、13日にわずかに埋めきらず宵の明星の形となっています。

BOX上限で、更に天井のシグナルとなっていますがどうなるでしょうか。

一目均衡表

転換線が基準線を大きく上抜け、上昇トレンドとなっています。

木曜日には三役好転となりましたが、金曜日には遅行線が下向きに変化して週末入りしています。

遅行線が日々線より上に抜けてくると上値が軽くなってきます。

1月9日と1月17日に雲のねじれがありますので、年明けの相場にも注意が必要です。

ボリンジャーバンド

きれいに波打ちしながらバンドは推移し、BOXトレンドを示唆しています。

木曜日に+2σ到達で、ここで一旦天井とし、-1σまでの下落があるのか、それとも+2σからの強さを見せるのか確認していきましょう。

スローストキャスト

買われすぎゾーン到達から横ばいで推移しています。

ここから売られすぎゾーンへと下降していくのか、それとも上へ張り付く強さを見せるのか楽しみです。

MACD

0ラインの上を推移していて、上昇トレンドとなっています。

強気のシグナルがでていましたが、金曜日に若干ヒストグラムが弱さを見せての週末入りです。

次回、満月は12月15日、新月は12月31日です。

総合判断

パラボリックは強さをみせていますし、移動平均線の並びも、MACDも強気のシグナルとなっています。

1週間を通して陰線勝ちだったこともあり、上値が重い展開が続いています。

ここから年末に向けて4万2000円処までの上昇があるのか、それとも引き続きBOXトレンド継続なのか、残すところ今年もわずかとなってきました。

米国の利下げ、そして日銀政策決定会合で日本は利上げとなるのか、注目されるところです。

利上げは無しの現状維持だとして株価が上昇したとしても、先延ばしにしたとのことから大きな上昇は見込めません。

利上げとなれば、上昇するにしても勢いは小さく、逆に下降となった場合にはBOX下限を割ってくることも考えられ、為替と日銀政策決定会合に注目な1週間です。

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