小学館が発行する男子小学生向け漫画雑誌「月刊コロコロコミック」が実施した読者アンケートで、現代の小学生男子のYouTube視聴習慣や好みが明らかになりました。
調査によると、73.9%の読者が日常的に「ゲーム実況」動画を視聴していると回答。特に人気ゲーム「Minecraft」の実況動画が人気を集めています。好きなYouTuberランキングでは、HIKAKINが7.1%で1位となり、上位にはMinecraft実況者が多くランクインしました。
YouTube視聴時間については、1日30分以上視聴する子どもが7割を超え、そのうち48%が31分から3時間視聴すると回答。一方で、SNSの利用については、75.1%が自身のアカウントを持っていないと答えており、YouTubeの視聴が主な情報源となっていることがうかがえます。
コロコロコミック研究所所長の小林浩一氏は、「自分の家にいながら、同時接続で友達と一緒にゲームで遊び、YouTubeのゲーム実況で攻略法を学ぶデジタルネイティブな子ども達の姿が浮かんでくる結果です」とコメントしています。
この傾向を受け、コロコロコミックも公式YouTubeチャンネルを展開。「コロコロチャンネル【公式】」「ブラックチャンネル」など複数のチャンネルを運営し、全チャンネル合わせて登録者数260万人、月間1億2000万再生(2024年8月の1ヶ月間)を達成しています。
【コロコロコミック研究所(ラボラトリー)】 http://corocorolab.com/
小林所長は「コロコロコミックも変化に対応し、YouTubeを積極的に活用しています。男の子の視聴だけでなく、女の子の視聴も伸びています」と述べ、デジタル時代における雑誌とオンラインコンテンツの融合に注力していく姿勢を示しました。
デジタルネイティブ世代の小学生男子にとって、YouTubeは重要な情報源であり娯楽となっています。一方で、SNSアカウントの所持率が低いことから、保護者による利用管理や適切なガイダンスの重要性も浮き彫りになりました。変化する子どもたちのメディア接触の実態を踏まえ、エンターテインメントと教育のバランスを取りながら、コンテンツ制作や情報提供のあり方を考えていく必要がありそうです。
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