先週、日本のマーケットは15日に予定されていた米消費者物価指数の発表を前に様子見ムードで始まりました。
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しかし、発表された消費者物価指数が物価上昇への過度な懸念を和らげ、市場に安心感をもたらし、買い注文を促す結果となりました。
決算発表も出そろい、いよいよ夏相場に向けてどのような動きになるのか楽しみなところです。
現在の下降フラッグが機能するのか、このまま横ばいの動きを続けるのか今週もチャートをしっかり見ていきたいと思います。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、下向きだった5日線は上向きに向きを変え、株価も5日線の上を推移して週末入りしています。
25日線は、下向きで推移し、上向きの5日線と上向きの75日線を上からクロスしています。
デッドクロスのように見えますが、上向きの線に対して上からクロスしているので、ダマシとなる可能性が高いです。
75日線は、上向きで推移しています。間もなく5日線が下からクロスするところです。
並び順は、75日25日5日の並び順で、安定下降となっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万4986円処を推移しています。
トレンドライン
先週に引き続き4月19日終値から、意識されるラインは、
・5月8日終値を結んだライン
もしくは、
・4月19日安値から5月9日10日の安値を結んだラインが下値支持として意識
上記と平行に、
・4月18日高値と24日高値を結んだライン、または4月19日高値と5月7日高値を結んだラインが上値抵抗ラインとなって意識
上値が重くなるポイントとして、4月5日4月15日安値と5月7日5月17日高値を結んだ平行ラインが意識されています。
価格帯とすると3万8900円処です。ここを上抜けていけるかどうか注目していきましょう。
一目均衡表
13日14日と雲の下を抜け、その後すぐに雲の中に戻し、三役逆転下から脱出しました。
4営業日後に遅行線が日々線とぶつかる位置なので、このまま横ばいまたは上抜けで、遅行線が好転となりますがどうなるでしょうか。
基準線と転換線もクロスして、上昇の位置取りです。
雲のねじれが6月3日にあるので、動きに注意していきましょう。
ボリンジャーバンド
バンドは波打ちながら横ばい、若干収縮してきているように見受けられます。
これはBOX示唆ですが、4月19日に-3σにタッチして切り返していることから、上は+1σで一旦上昇が止まるということもボリンジャーバンドの見方としてはありますので、今後の動きを確認していきましょう。
スローストキャスト
買われすぎゾーンを上向きで推移しています。
このまま買われすぎゾーンの上に張り付くほどの上昇を見せるか、それともすぐに買われすぎゾーンから売られすぎゾーンに向かうのか、見ていきましょう。
MACD
先週記載した通り、0ラインの線上では、株価は横ばいになることが多く、今まさにその横ばいの状態となっています。
株価は横ばいの状態でしたが、いよいよMACDが0ラインを超え、シグナルも0ラインを超えそうな位置です。
ここから上昇トレンドへと入っていけるのか、見ていきましょう。
次回の新月は6月6日です。満月は5月23日です。
総合判断
パラボリックは好転中です。
メドとしていた下の3万8000円を割ることなく、そこから反発してきています。
上は引き続き3万8900円処が上値抵抗となっている価格帯なので、この価格がBOX上限となりこれを越えたら上昇へ向かいます。
ダウも史上最高値更新し、欧州も高値を更新してきている中、日経平均はどこまで追い上げることができるのか注目の1週間です。