税金・公共料金が支払えるサイトYahoo!公金が、「水道料金の継続払い」を除いて、2022年3月31日でサービスを停止してしまいました。
便利なサイトがなくなって、完全キャッシュレス派としては次の手を考える必要があります。
自動車税はじめ年1回の税金支払いが多い季節に、お得な支払い方法を考えます。
2022年自動車税納付でお得なキャンペーン5つ 自治体・決済サービスの重複適用もOK
税金とクレジットカード
税金をクレジットカードで支払う場合、通常の買い物と違って手数料が利用者負担となっています。
それでもクレジットカード払いにメリットがある点から整理しましょう。
税金クレジットカード支払いの最大のメリットはキャンペーン
税金のクレジットカード払いは、支払者負担の手数料を取られます。一例です。
・ 国税 → 1万円につき76円
・ 都税 → 1万円につき73円
還元率1.0%のカード(楽天カード、PayPayカード、Orico Card THE POINT等)なら手数料を支払っても得になる計算です。
いっぽう、還元率0.5%以下のカード(三井住友カード、MUFGカード、セゾンカード、エポスカード等)だと、現金払いのほうが得になりそうです。
ですが還元率など気にしなくても、次の方法を使えば必ず得になります。
・ 多額を使うとポイントボーナスのあるカードで支払う
・ 入会キャンペーンやリボ払いのキャンペーン等に参加し、一定期間内に利用すべき額を支払って報酬を得る
特にキャンペーンは大きなものです。
クレジットカードキャンペーンの実例
わが家では固定資産税を毎年、新規にカードを取得したうえで支払っています。
昨年(2021年)にはVIASOカードを取得し、「15万円利用」のキャンペーンを達成し、1万円のキャッシュバックを受けました。
ポイント還元率0.5%も問題にはなりません。
VIASOカードは2022年現在も、同内容のキャンペーンを行っています。
これ以外にも2022年5月現在の、入会キャンペーン額の大きなカードの一例をご案内します。
楽天カードやPayPayカードのように、利用金額と還元が無関係のものは除いています。
・ MUFGカード(5万円使って1万1,000円相当)
・ Orico Card THE POINT Upty(10万円使って9,000円相当/リボ払い専用なので残高に注意のこと)
・ TカードPrime / TカードプラスPremium(10万円使って6,000円相当)
・ ライフカード(10万円使って7,000円相当)
・ Mileage Plusセゾンカード(5万円使って2750マイル)
・ イオンカード(10万円使って1万1,000円相当・5月10日までの発行)
Yahoo!公金サービス終了の影響
Yahoo!公金の役割は、他の支払サイトやアプリが引き継ぎます。
・ 国税クレジットお支払いサイト
・ 都税クレジットカードお支払いサイトなど、自治体・税金単位の支払いサイト
・ モバイルレジクレジット(アプリ)
・ ネットdeモバイルレジ
自治体支払サイトの多くは、2022年4月現在、241の自治体が対象のF-REGI公金払いを利用しています。
たとえば埼玉県のように、Yahoo!公金の撤退を受け新たに立ち上げた支払いサイトもあります。
支払いたい税金が上記決済方法に対応しているかどうかは、自治体の公式サイトを確認するとすぐわかります。
なお税金を支払える窓口は各地にありますが、クレジットカードを受け付けてくれる窓口はありません。
クレジットカード支払いは、Webのみとなります。
キャッシュレスになる税金支払い方法
クレジットカード払い以外にも、間接的にクレジットカードで決済する方法は多数あり、さらに増加傾向にあります。
世間的には、手数料の不要なこれらの決済方法のほうが取り上げられる機会が多いのですが、「税金を支払ってカード入会キャンペーンを達成」できるケースは多くありません(三井住友カード × LINE Payチャージ&ペイなどは貴重な例外)。
それでも、日々の支払いを快適にするという観点から注目してみましょう。
支払方法に対応していない税金も多いのでご注意を。
【コンビニ払い】
・ セブンカード・プラスからチャージしたnanacoで、セブン-イレブンで支払い
・ イオンカードセレクトからオートチャージしたWAONで、ミニストップで支払い
・ ファミマTカードからチャージしたFamiPayで、ファミリーマートで支払い
いずれも、チャージ時にポイントが付きます。
支払時のポイントはない(ファミペイの場合10ポイント付く場合あり)ものの、お金を有意義に使いたい方にはいい方法です。
【QRコード決済】
・ au PAY(au PAYカード等からチャージして決済すると、Wポイント)
・ LINE Pay(三井住友カード、LINE Payクレカと組み合わせる)チャージ&ペイ
au PAYは通常の買い物と同様のポイントが付くので、対応している税金については優先的に使いたいものです。
2022年6月30日まで、東京都税と神奈川県税をau PAYで支払うと、抽選で1,500ポイント当たるキャンペーンも開催中です。
参照:au PAY
LINE Payチャージ&ペイの場合、0.5%付与されます。
他にも支払い方法は次の通りありますが、チャージ時にも支払い時にもポイント付加がなく、つまり現金払いではないというだけなので価値は落ちます。
・ PayPay(チャージ時にポイントの付く手段なし/2022年4月から決済時のポイントなし)
・ d払い(現金チャージのみ)
・ 支払秘書・PayB等銀行系アプリ(銀行チャージのみ)
Yahoo!公金は使命を終えましたが、キャッシュレス派なら今後も工夫して支払っていきたいものです。(執筆者:沼島 まさし)
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