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学校と民間の学童保育「どちらが得か」 保護者の声からチェックすべき項目10 安価な居場所&習い事も 


大きな変化のあったここ数年、学童保育事情も変わりつつあるようです。

この春に小学校の入学式を迎えるという親御さんのなかには、放課後のことで頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、周りのママ・パパのリアルな声をもとに、学童保育を検討するならチェックしておくべき10のポイントについて紹介します。

チェックしておかないと損をするポイントもありますので、ぜひ最後までご覧ください。

学校と民間の学童保育「どちらが得か」

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1. 学童保育の時間(延長など)

時間や延長の有無は、学童保育によって異なることが多いため、あとから「困った!」とならないよう必ず事前にチェックしておいてください

学童保育によっては驚くことに、時間が来ると外に放り出されるところもあります。

実際に放り出されたママ友は、「子供がかわいそうで仕方なかった。こんなにまでして仕事しなければならないのかな?」と自分を責めていて気の毒でした。

「学童保育の終了時間では仕事ができない」と感じている働くママの多も多いです。

本当になかなか難しいですが、民間学童の利用や「学童保育+習い事」などで、勤務時間とライフスタイルに合った学童保育や習い事などの預かり施設を探してみてください

2. どういった学童保育なのか

放課後や休日など、毎日のように子供を預かってもらう学童保育なだけに、子供たちがどのような時間を過ごすことになるのかは知っておくのがおすすめです。

学校に併設されている学童保育の場合、学童保育の方針によってまったく違います。

私が知っている両極端な学童保育

私が知っている学童保育のうち両極端な2つのケースを紹介するとともに、民間の学童保育についても簡単にみていきましょう。

きめ細やかな学童保育

宿題や勉強も見てくれ、剣を作るなどの工作や絵を描く指導をするなど、子供にあわせてきめ細やかな指導をおこなっています。

この学童に子供が通う保護者たちも、「学童じゃないみたい」や「子供たちが学童を楽しみにしている」と喜んでいて人気です。

放置気味な学童保育

先生たちが放置気味で、子供によっては「いつも、泣かされる」など、子供同士のトラブルが絶えない学童保育もあります。

同じ学童保育に通っていても、子供によって細かい意見は違いますが、「結構ほったらかし」という意見が多いので、放置気味なことは間違いないでしょう。

民間の学童保育

民間の学童保育の場合は「商売」ということもあって、細かくケアしてくれることが多いようです。

また、勉強を教えてくれるだけでなく、プラスアルファの金額を支払えばピアノや習字、水泳を教えてくれるところもあります

ただ、そのぶん月々の料金も高くなることが多いようですが、習字ならプラス3,000円など単体で通うよりはリーズナブルな価格設定が多いです。

もしも多くの習い事を考えているなら、プラスアルファで習い事もできる民間の学童保育を探してみてください。

3. 夏休みなどの長期休暇について

夏休みなどの長期休暇は、月額料金のうえに「特別料金」が加算されてしまうこともあるので、説明会などに出席して事前にチェックしておきましょう。

また、長期休暇中は「弁当持参」というところがほとんどです。

難しい場合は、弁当を注文できるような民間の学童保育をおすすめします。

弁当の価格は地域や施設によってかなり違いますが、毎日でも食べやすい300~500円までのところが多いようです。

平日のみ1か月23日として計算しても6,900円なので金額的には大きいですが、毎日のストレスを考えると利用したほうがいい場合もあるでしょう。

4. 学童保育へ行く友だち

最初のほうだけですが、仲のよい友だちがいれば、嫌がらずに通ってくれることも多いです。

子供によりますが、知らない子たちばかりだと嫌がって通わせられないようなケースもあるので、仲のよい友だちが多い学童かどうかもチェックしておきましょう。

5. 学童保育の設備

手洗い場やトイレのほか、感染症対策がきちんと整っているかもチェックもしておきます。

ただ単に消毒液を置いてあるだけでなく、「消毒しようね」と声をかけたり、マスクがきちんとできていない児童に指導したりしているかなどもチェックポイントです。

6. 急なお願いへの対応

学校に併設の学童保育は、柔軟に対応してくれないことも多いです。

急に残業になったときなどは、事前に申請していなくても子供を預かってくれるかチェックしておいてください。

7. 学童保育の子供たちの様子

子供たちがのびのびと遊んでいる様子なら、とくに問題ないでしょう。

ただ、泣いている子がいるのに誰も気づかず放置されていたり、低学年の子供同士がケンカをしているのに大人が仲裁に入っていない場合は、少し様子を見るのがおすすめです。

指導員を避けている様子が見受けられたときも、注意してください。

のびのびと過ごしているか

8. 指導員の様子

親が見学に来ているときは意識をして平成を装っている指導員もいますが、普段からニコニコと笑顔で接している指導員のところには自然と子供たちが集まっています。

子供たちがあまり指導員のそばにいないようなら、何度か見学に行ったほうがいいかもしれません。

9. おやつをチェック

おやつが配られる学童保育もあります

ただ、手作りから市販のお菓子までさまざまです。

アレルギーがある人は対応してもらえるかも含め、おやつの内容が気になる人は、事前にチェックしておいてください。

10. 役員事情やイベントの頻度

仕事をしていると、参加したくても難しく負担になるのが、役員やイベントなどの行事です。

人数の少ない学童保育では頻繁に役がまわってくることもあるようですし、イベントなど行事ごとが多い場合は親も頻繁に駆り出される可能性があります。

事前チェックでムダな費用を抑えよう

学童保育選びに失敗してしまうと、高い延長料金や特別料金を支払うハメになったり、別の学童保育を検討したりしなければならないケースもあるかもしれません。

ただ、人数の多い学童保育では「新1年制以外は受け入れない」「空きが出るまでは入れない」といったケースもあります

慎重に選んで、学童保育に入ったあとのムダな費用をできるだけ抑えてください。

リーズナブルな居場所&習い事

まわりのママ・パパのリアルな声も参考にリーズナブル居場所や習い事、チェックしておかないと損をするポイントについて紹介します。

新1年生は学校のクラブに入れないことも

ほぼ毎日のように練習があるのに、毎月の月謝は数百円~5,000円ぐらいまでと驚くほど安いケースが多いです。

入学したら、校内で指導が受けられるクラブ活動に子供を入れようと考えている親御さんもいるかもしれませんが、新1年生は入部できないこともあります。

いつから入部できるのか、事前に調べておきましょう。

また、たとえ入部できたとしても「親が当番を持ちまわる」というルールや「親が迎えに来る」、「試合のときは車を乗り合わせて行く」という決まりがあるクラブも少なくありません。

入部後のこともよく調べておくようにしてください。

水泳+学童保育

水泳は、指導者やプログラムなどによって大幅に月謝が違いますし、週1~2回と練習日は少なめですが、親子ともに人気のある習い事です。

目安の月謝としては月3~4回で7,000円ぐらい。

学童保育と併用している人も少なくなく、水泳教室のバスが迎えに来てくれるケースもあります。

また、民間の学童保育が月謝にプラスすることで、近くにあるプールに連れて行って指導してくれるケースもあるので、価格を比較してみてください。

学習塾もあります

学習塾を学童保育代わりに

最近の学習塾では、授業の前後に自習ができるよう建物内の一室を開放しているケースも少なくありません。

また、解放しているスペースは、授業のない日でも利用できるところが多いので、どういった条件で利用できるのか事前にチェックしてみてください。

毎日のように来ている子供もいますが、騒ぐと怒られるところが多いです。

傾向的には学校の近くにある、集団指導や個別指導の塾で増えています。

勉強に重点を置きたい人は、学童保育にかかる費用を塾費に充てるというのもひとつの手段ですが、長期休暇時は「昼からしか空いていない」というケースもあり要注意です。

そろばんを学童保育代わりに

そろばん塾でも、スペースを開放しているところが増えています

あまり騒がしいと怒られますが、親の仕事が終わって迎えに来るまで、自由に遊べることが多いようです。

計算が早くなるというメリットもありますし、週3~5日通っても月謝は4,000~8,000円ぐらいとリーズナブルなところが多いので通いやすいでしょう。

児童館を利用する

無料で利用できることもあり、放課後終わりはもちろん、夏休みなど長期休暇には弁当を持参して児童館に集まる子供たちもいます。

ただ、児童館によっては手が回らず子供たちがどこにいるのかもわからないようなところもあるので、注意してください。

手厚い児童館では、スタッフが子供たちとゲームをしたり勉強を教えたりしてくれます。

無料塾を利用する

住民税非課税世帯やシングル家庭を対象に、無料で勉強を教えてくれる無料塾がある市区町村もあるので、調べてみてください。

学校終わりや夏休みなどの長期休暇時には、たくさんの子供たちが集まります。

所得関係なくヤル気があれば勉強を教えてくれるところもありますし、夏休みに楽手意欲のある子供を募って勉強を教えている学校もあるので要チェックです。

施設の状況や感染症対策もチェック

施設を見学するときは、トイレや手洗い場など、子供が触れる場所が清潔に保たれているかといったことや感染症対策についてもチェックしておきます。

スタッフや指導者が消毒やマスクの着用についての促しをおこなっているか、も重要なチェックポイントです。

何かあったときの態勢も整えて

急な残業や渋滞に巻き込まれて迎えが遅くなるといったことも、あり得るかもしれません。

祖父母や配偶者がサポートしてくれる場合は問題ありませんが、そのような家庭は少ないのが現状です。

そういう場合は、市区町村などがおこなっているサービスがないか調べてみてください。

送り迎えや預かり、子供といっしょに宿泊してくれるなど、市区町村によってもサービスは違いますが、働くママ・パパをサポートしてくれるサービスも意外とあります

病児・病後児に預かってくれる市区町村のサポート体制についても事前に調べ、いざというときのために登録しておくのがおすすめです。

登録していないと、利用できないこともあります。

子供たちの放課後にはさまざまな選択肢があり、その選択肢は日々増えつつあります。

何度も体験や見学に行き、子供たちが安全・安心に過ごせるリーズナブルな居場所を見つけてあげてください。(執筆者:山内 良子)

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