トランプ「原爆発言」の前にイラン爆撃を「撃て!撃て!」と軽快なロックに乗せて発信(1)【中国問題グローバル研究所】
アメリカのトランプ大統領が、イランの地下核施設への攻撃を正当化するため、日本への原爆投下を引用する発言をした。また、NATO首脳会議前には、イラン爆撃をテーマにした軽快なロック音楽に乗せた動画をSNSに投稿し、物議を醸した。この動画には、アメリカの爆撃機が爆弾を投下するシーンとともに「イランを爆撃せよ」と繰り返す歌詞が含まれており、ネット上で多くの批判を受けた。特に中国では、トランプの行動に対する強い非難が見られ、日本でもこの問題についての議論が望まれている。
アメリカのドナルド・トランプ大統領はイランの地下核施設への爆撃を、日本への原爆投下と比較しながら、「広島の例は使いたくない。長崎の例も使いたくない。しかし、本質的には同じことだ。あれが、あの戦争を終わらせたのだ」と正当化した。6月25日、NATO首脳会議が行われているオランダ・ハーグでの記者会見でのことだ(※2)。
日本が戦争を起こしたことはまちがいのない事実ではあるが、広島・長崎に原爆を落とされたことを「非人道的だ」と非難する資格は日本にはないのか。何十万もの無辜の民を、あれだけ残虐な形で殺されたことを、イランの地下核施設爆撃と「同じだ」として正当化されることに対して、「それでいいのか」という思いを抱かない日本人はいないだろう。このことに対して、もし日本政府がトランプの論拠に何も反論しないのだとすれば、「日本は真の独立国家なのか」を日本政府に問いたい。
どうやら林芳正官房長官は6月26日の記者会見で、このトランプ発言に関して聞かれ「一般的に歴史的な事象に関する評価は専門家により議論されるべきものだ」と論評を避けたようだ(※3)。
広島・長崎に原爆を落とされたのは「一般的に歴史的な事象に関する評価は専門家により議論されるべきものだ」と切り捨てていい対象なのか?
これによって日本は降伏したのだとアメリカは断言し、敗戦後はGHQ(事実上アメリカ)によって占領され、戦後80年間、ひたすらアメリカ従属の政府を維持してきたのではないのか?
これは「日本国家」の問題だ!
日本政府こそが真正面から向き合うべき問題であり、政府こそが回答すべき「国家の基本姿勢」の話だ。
「逃げるな!」と言いたい。
では、中国ではトランプの「原爆発言」をどううけとめているのだろうか。そう思って中国のネットを調べていた時だ。
驚いた。
なんと、トランプがNATO首脳会議に参加する前の6月24日に、イラン攻撃を軽快なロックンロールのメロディーに乗せて「爆撃せよ!爆撃せよ!爆撃せよ!爆撃せよ!」とはしゃいでいるのを発見したのである。
◆6月24日、トランプはロックンロールを流しながらイラン爆撃の動画を発信
最初にそれを見つけたのは、中国共産党系メディア「環球時報」の報道においてだった。環球時報がトランプの「原爆発言」をどう論じているかで、中国のこの件に関する見解が概ねわかる。そこで発見したのは、なんと、<トランプはB-2爆撃機が爆弾を投下するビデオを、「イラン爆撃」のパロディー音楽とともに公開し、物議を招いている>(※4)という見出しの動画だった。公開時間は6月25日、14:03。製作者は王力氏。
ともかく読者の方には、まずこの動画のURLをクリックしていただきたい。
このメロディー(動画のBGM)のオリジナルバージョンは「バーバラ・アン」だ。このシングルは元々、アメリカの「リージェンシー・バンド」が1961年にリリースした。1965年にアメリカのロックバンド「ビーチ・ボーイズ」が歌い、アルバムに収録されている。
環球時報の解説によれば、1980年の「イライラ戦争(イラン・イラク戦争)」の際に、アメリカのバンド「ヴィンス・ヴァンス・アンド・ザ・ナイツ」がこの曲をパロディー化した「イラン爆撃」が発表されたという。
トランプが自分のSNSであるTruthで公開した「Bomb Iran(イラン爆撃)の動画」はこちら(※5)で見ることができる。
使われている音楽は、1980年のアレンジバージョンだ。
環球時報は以下のように解説している。
・「タイムズ・オブ・イスラエル」は、トランプが24日、自身のソーシャルメディアにB-2爆撃機が飛行しながら爆弾を投下する60秒の編集動画を投稿したと報じた。この動画には「イランを爆撃せよ」というパロディーソングが添えられており、ソーシャルメディア上で物議を醸し、不満を招いた。
・動画では、B-2爆撃機が空中を飛行し、時折数十発の爆弾を投下していた。BGMでは「イランを爆撃せよ」というフレーズが繰り返し流れていた。BGMの歌詞には、「サムおじさん(=アメリカ=トランプ:筆者注)はもうかなり怒っている。イランを駐車場に変えてやる時が来た。イランを爆撃せよ!爆撃せよ!爆撃せよ!爆撃せよ!」というフレーズも含まれていた。
・イスラエルとイランが停戦合意に達したばかりであることを考えると、この情報が発するシグナルは世界を混乱させている。
・この動画はインターネット上で瞬く間に論争を巻き起こし、多くの人々が反発した。あるネットユーザーは「これは真面目な政府ではない。これまでもそうだった。彼らはそれを隠そうともしない」とコメントした。
・あるネットユーザーは、「もしかしたら私がただのつまらない人間なのかもしれないけど、こういう投稿は支持できない… 国を爆撃するという投稿がそんなに面白いのか? 爆撃に反対しているわけではないけど、こういうことを冗談にしたり、軽視したりしていいのだろうか? 君ならそうかもしれないけど、私には無理」とコメントした。
・あるネットユーザーは、「大統領にしては子供じみている」とコメントした。
・あるネットユーザーは、「大統領がこんな投稿をするなんて面白いのか?」とコメントした。
・あるネットユーザーは、「平和(の実現)を願うべきだ。戦争は民間人の苦しみを意味する」とコメントした。(環球時報からは以上)
中国がアメリカの行動をおもしろく思っていないことは分かっているが、しかし日本では見られないような、「トランプの戦争ゲーム化」に対する批判が、ここまで強烈に表現されている記事も少ないと痛感した。
これが日本のメディアでは見られないのはなぜなのか?
「トランプ「原爆発言」の前にイラン爆撃を「撃て!撃て!」と軽快なロックに乗せて発信 怒る中国のネット(2)【中国問題グローバル研究所】」に続く。
この論考はYahoo!ニュース エキスパート(※6)より転載しました。
NATO首脳会議 米大統領が会見(写真:ロイター/アフロ)
(※1)https://grici.or.jp/
(※2)https://www.huffpost.com/entry/trump-hiroshima-nagasaki-iran_n_685bf52ee4b024434f988a73
(※3)https://news.yahoo.co.jp/articles/8317af9565727bbb0ff34cfde0e7b0d1a608a301
(※4)https://world.huanqiu.com/article/4NEf8Cx5L4p
(※5)https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/posts/114740882500667664
(※6)https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/545dd454d77832833a664d3ab77949163b42c384
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