「債券王」ダブルラインのガンドラック氏、BTCと株式相場の相関性に注目【フィスコ・ビットコインニュース】

　「新債券王」として知られる債券運用者ダブルライン・キャピタルの最高経営責任者（CEO）ジェフリー・ガンドラック氏は変動率が高い仮想通貨が株式相場の新たな指標となっているとの見解を2日、ロイターとのインタビューで繰り返した。

ガンドラック氏はここ数カ月、ビットコインが投資家心理を最も明確に反映しているとして、リスク資産の動向を判断する上で先行指標となるとの考えを示していた。今年に入ってのビットコインの急落は株式相場やハイイールドのジャンクボンドを含めた他のリスク資産市場に連鎖したと指摘。

ビットコインは昨年末の投機ムードの犠牲になったと加えた。ビットコインは対ドルで昨年末に2万ドルでピークをつけた、今年に入り、2月初旬には6600ドルまで下落し、3月初旬には11500ドルに戻したのちは再び伸び悩んでいる。ガンドラック氏はビットコインの急落が「投機ムードの枯渇のあらわれだ」と指摘。

ビットコインの上昇は昨年9月中旬に始まったが、ちょうど同じころ、S&P500種指数も上昇ペースを加速した。ビットコインが12月中旬にピークに達したあとに暴落。S&Pもビットコインに追随する形で下落した。このシナリオでいくと、ビットコインが再び弱気モードになっていることから、株式相場も軟調に推移することになると見ている。相関関係は明らかだと主張。

同氏はビットコインは保有していないと表明。このようなタイプの投資は、保守的な投資をしている自分の投資方針とは相違すると説明した。



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