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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は続落、原油安などが圧迫材料


【ブラジル】ボベスパ指数 74617.24 +4.85%
17日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比3449.20ポイント高(+4.85%)の74617.24で取引を終えた。70782.5から77254.6まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。欧米市場の上昇を受け、ブラジル株にも買いが広がった。また、最近の下落で値ごろ感も強い。このほか、米国政府が大型景気対策を検討しているとの報道を受け、ブラジルも追随するとの期待が高い。一方、原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、世界景気の一段悪化懸念も引き続き足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 2224.74 -1.86%
17日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比42.16ポイント安(-1.86%)の2224.74で取引を終了した。2313.34から2172.46まで下落した。

買いが先行した後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。原油価格の続落が警戒され、資源銘柄を中心に売りが広がった。また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界景気の一段悪化懸念も引き続き圧迫材料。一方、欧州市場の上昇などが指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 30579.09 -2.58%
17日のインド株式市場は続落。前日比810.98ポイント安(-2.58%)の30579.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同230.35ポイント安(-2.50%)の8967.05で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は終盤にマイナス圏に転落した。外国人投資家(FII)の売り継続が圧迫材料。FIIはこの日までに16日連続の売り越しとなった。また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国内外景気の一段悪化懸念の高まりも引き続き圧迫材料。国内のエコノミストらは、新型コロナの感染拡大について、2020年度のインドの国内総生産(GDP)成長率を0.05%押し下げると予測している。

【中国本土】上海総合指数 2779.64 -0.34%
17日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.61ポイント安(-0.34%)の2779.64ポイントと5日続落した(上海A株指数は0.34%安の2912.87ポイント)。2月3日以来、約5週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

一段の景気減速を警戒。16日に公表された今年1~2月の各種統計では、小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資などが軒並み予想以上に減少した。この内容を踏まえ、景気の冷え込みが懸念される流れ。うち豪マッコーリーグループは、中国の1~3月期成長率がマイナス6%に縮小すると予測している。新型コロナウイルスを巡っては、中国本土での感染拡大は終息しつつあるが、欧州や米国など他の国・地域では歯止めがかかっていない。サプライチェーンの寸断による経済活動の縮小懸念が依然として続いている。




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