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11日の中国本土市場概況:上海総合1.6%安で反落、自動車セクター逆行高


11日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比51.97ポイント
(1.60%)安の3189.96ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、54.48ポイント
(1.60%)安の3341.22ポイントで取引を終えている。
 戻り売り圧力が意識される流れ。上海総合指数は今月に入り上昇ピッチを速め、足元では約1年ぶりの高値水準で推移していた。中国の経済指標を見極めたいとするスタンスも漂っている。あす以降、3月の重要経済統計(12日に貿易統計、15日までに金融統計、17日に鉱工業生産や小売売上高など)や、第1四半期GDP成長率(17日)が相次いで公表される予定だ。なお、朝方発表された今年3月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の伸びが予想通り前月から加速している。
 業種別では、消費関連がさえない。白物家電最大手の青島海爾(青島ハイアール:600690/SH)が3.9%安、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が3.7%
安、調味料メーカーの海天味業(603288/SH)が2.5%安、白酒メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.4%安と値を下げている。貴州茅台酒は前日まで続伸し、連日で上場来高値を更新していた。金融株、医薬品株、素材株、不動産株、ハイテク株、運輸株、インフラ関連株なども下げが目立っている。
 半面、自動車株の一角は急伸。なかでも、江淮汽車(600418/SZ)と東風汽車股フン
(DFAC:600006/SH)などはそろってストップ高した。江淮汽車に関しては、「自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は、江淮汽車への資本参加を検討しているもよう」との観測が伝えられたことに関し、具体的な計画はまだ策定されていないものの、事実関係を認めたことなどが材料視されている。東風汽車股フンについては、ドライバー不要の「レベル5」完全自動運転車に対する期待感が膨らんだ。報道によれば、同社グループと通信機器世界大手の華為技術(HUAWEI)は「Sharing-VAN」を共同開発。物流、移動販売などにも応用できるとしている。
 一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が3.30ポイント(1.04%)安の312.77ポイント、深センB株指数が19.42ポイント(1.79%)安の1062.64ポイントで終了した。

【亜州IR】


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