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18日の香港市場概況:ハンセン1.3%高で反発、舜宇光学科技が7.7%上昇


18日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比335.18ポイント(1.25%)高の27090.81ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が124.82ポイント(1.19%)高の10636.97ポイントとそろって反発した。ハンセンは約1カ月半ぶりの高値水準を回復している。売買代金は920億2500万香港ドルとなった(17日は974億300万香港ドル)。

米中通商協議の進展期待が強まる流れ。中国商務部の高峰報道官は17日の定例会見で、「貿易問題担当の劉鶴副首相が今月30~31日の日程で米国を訪問し、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン財務長官との通商協議に臨む」と正式発表した。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。人民銀は18日、公開市場操作(オペ)で差し引き200億人民元を供給した。これにより、オペによる純供給額は今週1兆1600億人民元(約18兆7190億円)に拡大。週間ベースの供給規模として2017年1月第4週(1兆1900億人民元)以来、2年ぶりの大きさを記録した。

ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.7%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が7.3%高、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.7%高と上げが目立った。

業種別では、スマートフォンや第5世代(5G)ネットワーク関連、半導体などハイテクが高い。上記した舜宇光学科技のほか、瑞声科技HD(2018/HK)が5.5%、中興通訊(ZTE:763/HK)が2.8%、長飛光繊光纜(6869/HK)が2.6%、華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が11.4%、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が6.6%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.3%ずつ値を上げた。

家電セクターも急伸。創維数碼HD(スカイワース・デジタル:751/HK)が16.1%高、海信家電集団(921/HK)が9.2%高、TCL電子HD(1070/HK)が8.6%高、海爾電器集団(ハイアール電器:1169/HK)が5.4%高で引けた。「内需拡大策の一環として、中国政府はテレビの買い替えを奨励する」と報じられたことがセクター全体の刺激材料となっている。

中国の保険セクターもしっかり。衆安在線財産保険(6060/HK)が6.0%高、新華人寿保険(1336/HK)が4.3%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.7%高と上昇した。

本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.42%高の2596.01ポイントで取引を終えた。金融株が相場をけん引する。インフラ関連株、消費関連株、医薬品株、資源・素材株、不動産株、運輸株、自動車株、ハイテク株なども買われた。

【亜州IR】




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