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18日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で続落、医薬・医療セクターは逆行高


18日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比64.26ポイント(0.23%)安の28117.42ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.26ポイント(0.13%)安の10578.46ポイントと4日続落した。売買代金は762億2400万香港ドルと低水準が続いている(17日の売買代金は782億3900万香港ドル)。

本土株安が逆風。人民元安の進行が嫌気されるなかで、上海総合指数は4日続落で取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を連日で元安方向に設定。上海外国為替市場では元安が進み、約1年ぶりの低い水準で推移している。昨夜の米株高や中国企業の決算期待などで買いが先行したものの、指数は中盤からマイナス圏に転じた。

ハンセン指数の構成銘柄では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が4.2%安、香港系不動産の恒隆地産(101/HK)が2.1%安、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が1.7%安と下げが目立った。

石油や石炭、天然ガス関連セクターもさえない。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)とエン州煤業(1171/HK)がそろって1.3%安、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が2.6%安と下落した。

建材セクターも売られる。華潤水泥HD(1313/HK)が1.6%安、中国建材(3323/HK)が1.4%安、北京金隅集団(BBMG:2009/HK)が1.1%安、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が1.0%安で引けた。

半面、医薬・医療セクターは高い。広州白雲山医薬集団(874/HK)が2.7%、中国生物製薬(1177/HK)が2.5%、石薬集団(1093/HK)が2.3%、山東威高集団医用高分子製品(1066/HK)が1.9%ずつ上昇した。医療アプリ運営の平安健康医療科技(1833/HK)も7.1%高と値上がりしている。

他の個別株動向では、中国スマートフォン大手の小米集団(1810/HK)が3.1%高の21.55香港ドルに反発し、上場来高値を切り上げている。本土マネーの流入期待が再浮上。議決権の異なる「種類株」を発行する小米集団など、加重投票権構造を採用している企業に関し、中国本土と香港の証券取引所は「株式相互取引」スキームの対象銘柄とするための検討を開始する——と伝えられた。このほか、ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(2333/HK)が5.0%高と反発。中間期の5割増益予告などが好感された。

本土市場は4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%安の2787.26ポイントで取引を終えた。不動産株と空運株が安い。金融株や資源・素材株、自動車株、インフラ関連株、消費関連株なども売られた。半面、発電株はしっかり。医薬株の一角も買われた。


【亜州IR】



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