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6日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と3日ぶり反発、ITハイテク関連に買い


週明け6日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.55ポイント(0.48%)高の3233.87ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、16.29ポイント(0.48%)高の3386.21ポイントで取引を終えている。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.66ポイント(0.48%)高の348.53ポイント、深センB株指数は3.54ポイント(0.31%)高の1155.34ポイントで終了した。

政策期待が相場を支える展開。5日に開幕した全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)では、「供給サイド改革」「国有企業改革」をはじめとする構造改革や金融リスクの回避に注力する方針が示された。李克強首相は冒頭の「政府活動報告」で、2017年の国内総生産(GDP)成長率目標を「6.5%前後」とする方針を表明している。大方の予想通り、前年目標の「6.5~7.0%」から下方修正されたものの、「実際の取り組みの中で、より良い結果を目指す」と付け加えられた。

業種別では、ITハイテク関連の銘柄群が高い。全人代の「政府活動報告」に、新素材、人工知能(AI)、第5世代(5G)移動通信規格などの研究開発、実用化を急ぐ方針が盛り込まれた。ロボットやAI関連の銘柄が多い深セン創業版指数は1.79%高で終了。上昇率は大型株の多い上海総合指数を超えた。

石炭や鉄鋼など「供給サイド改革」の関連株もしっかり。不動産株、証券株、消費関連株、自動車株、建機株、軍需関連株なども値上がりしている。

(亜州IR)



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