クエスト Research Memo(7):トップラインは巡航速度、収益構造の転換が課題
■中長期の成長戦略
1. Quest Vision 2030と第2期中期経営計画
クエスト<2332>は中長期ビジョン「Quest Vision 2030」の下、持続的な成長と企業価値向上を目指している。現在は第2期中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の最終年度にあたり、売上高18,300百万円、営業利益1,260百万円の達成を目標としている。2026年3月期は売上高17,807百万円、営業利益1,091百万円と過去最高業績を更新したものの、経営陣は中期経営計画の進捗について「売上は伸長したが利益は未達で55~60点程度」と評価している。今後は売上拡大のみならず、利益率改善を重視した経営へシフトしていく方針である。
2. 重点実施事項
(1) 収益構造転換による利益率改善
同社は現在、利益率の改善を経営上の最重要課題と位置付けている。その実現に向けた施策として、ソリューションビジネスの本格拡大、価格転嫁の推進、人材・技術投資の強化を進めている。従来の労働集約型ビジネスモデルから、高付加価値サービスを中心とする収益モデルへの転換を進めている。特に価格転嫁については、適正価格による受注拡大を推進しており、人材不足が深刻化するIT業界においても収益性を維持・向上させる体制づくりを進めている。
(2) ソリューション事業の拡大
ソリューション事業は、同社の中長期成長戦略の中核を担う事業として位置付けられている。ソリューション売上構成比は既に約22%まで上昇しており、粗利率も従来型サービスと比較して改善傾向にある。これまでは育成段階にあったが、現在は収益化のめどが見え始めており、利益率向上への貢献が期待される段階へ移行している。生成AIソリューション「AI Studio」を中心に、PoC(概念実証)から本格導入へと展開するビジネスモデルを構築している。AI Studioでは、PDF、Excel、PowerPoint、画像など散財するデータをナレッジとして蓄積することで業務DXを支援している。加えて、AI技術を有する他社と協業し、より高付加価値なサービスの提供実績を着実に積み上げている。
(3) セプトとのシナジー創出
2025年に子会社化したセプトについては、PMIがおおむね完了し、現在はシナジー創出フェーズへ移行している。セプトが保有していた低採算案件を縮小し、クエスト案件へ人材を優先的にシフトすることで、セプト単体の利益率改善とグループ全体の収益力向上を図っている。セプトからクエスト案件への人材投入は継続的に進められており、グループ内リソースの最適配置による効率化が進展している。セプトは既に安定的な黒字体質を確立しており、今後は利益面での貢献拡大が期待される。
(4) 半導体を中心とした成長市場の開拓
同社の重点強化領域のなかでも、半導体製造分野は最も高い成長を示している。AI需要拡大を背景としたメモリ需要の増加に加え、国内半導体メーカーによる投資拡大が追い風となっている。同社はキオクシアホールディングス、ソニーグループ、東芝などとの取引実績を有しており、四日市拠点の拡張や北上拠点の新設などを通じて需要取り込みを強化している。一方で、経営陣は半導体市場特有の変動リスクも認識しており、金融、情報通信、公共などを含めた顧客産業ポートフォリオを維持することで、特定業界への依存を回避する方針である。
3. 次期中期経営計画の方向性
2027年3月期をもって第2期中期経営計画は終了するが、次期中期経営計画では高付加価値領域へのシフトがさらに加速すると考えられる。エンジニアリングチェーンやセキュリティを先行加速領域と位置付けるほか、データエンジニアリング、ERP・コンサルティングなどを中期育成領域として強化する方針である。また、生成AIを活用したソリューション事業についても継続的な投資を行う考えである。今後は従来の受託型ITサービス企業から、顧客の業務改革やデータ活用を支援する高付加価値ソリューション企業への進化が期待される。
■株主還元策
DOE4%以上、配当性向35%以上を前提に、右肩上がりの配当を目指す方針
同社は、株主に対する利益還元を経営上の重要課題の1つとして位置付けている。事業環境の変化に柔軟に対応できる財務基盤の維持と成長投資のための内部留保とのバランスを図りながら、継続的かつ安定的な株主還元を実施することを基本方針としている。
2026年3月期の期末配当については、好調な業績推移や今後の事業展開を総合的に勘案して2026年5月に増配を発表し、当初予想の1株当たり55円から3円増額して58円とした。また、2027年3月期については、さらに3円増配となる1株当たり61円の配当を予定している。
同社は「右肩上がりの配当」を重視する方針を示しており、DOE(株主資本配当率)4%以上、配当性向35%以上を目安として安定的な増配を目指している。また、自己株式取得についても資本効率や市場環境を勘案しながら機動的に実施する考えである。政策保有株式の縮減も継続して進めており、資本コストを意識した経営と株主還元の強化を両立する方針である。
弊社では、同社の財務体質は自己資本比率70%超と極めて健全であり、今後も成長投資と株主還元の両立が可能であると考えている。課題とされる収益構造の転換やソリューション事業の拡大が進展すれば、さらなる利益成長と株主還元拡充の余地は大きいと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)
<HN>
世界初 日本発 AI動画生成プラットフォーム Animon.ai 日本国内サービス開始 3分で高品質のプロ級の動くアニメが完成 気になる料金体系をチェック
メルカリが「匿名返品サービス」を提供開始 住所や氏名のやり取りがいらず無料で返品可能に
海辺町フリートウッドの奇跡!4部クラブがアーセナルを破り8強進出「史上最大級の大番狂わせ」
長谷部誠コーチのモデル妻、ずぶ濡れでも笑顔「毎年すごい」ドイツのリレーマラソンに参加
インスタ新機能に阿鼻叫喚 リアルタイムの位置情報が共有可能な仕様に
スマホ持たない都民ら、権利侵害主張 ポイント付与巡り都を提訴
公式Instaのリール動画が52万回再生を突破!富士河口湖町が届ける旬な暮らしとイベントの情報
川島鈴遥と倉沢杏菜が東京国際映画祭に登場「学生演劇のすごさは…」W主演映画来年3月公開
全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結 「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始
中田敦彦、自身の寿命年齢を「決めている」と明かし“衝撃公表”「完全に調べ上げて…」
「箱だけ出品」もNGに?メルカリが取引ルールを改定、悪質転売への対応強化へ
福田康夫元首相死去 90歳 首相在任1年、洞爺湖サミット議長
メルカリが「匿名返品サービス」を提供開始 住所や氏名のやり取りがいらず無料で返品可能に
まだ9月なのにインフル流行入り!? ワクチンは“打って終わり”じゃない、研究で分かったワクチンの効果(抗体応答)を左右する生活習慣とは
全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結 「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始
軽ダンベルで筋肥大――最新研究で重さ神話崩壊
中村仁美、別れ話の翌日に逆プロポーズ 大竹一樹との結婚秘話に恵俊彰「どういうこと?」
生成AIの種類とは?6つの分類と代表サービスを解説
インスタ新機能に阿鼻叫喚 リアルタイムの位置情報が共有可能な仕様に
TGS2026のマウスコンピューターブースを歩く 水冷GPU、NEXTGEAR初のIntelモデル、新G TUNEノートまで一挙チェック!
都内最大級のアウトドアイベント「TOKYO outside Festival 2026」が国営昭和記念公園で開催
「箱だけ出品」もNGに?メルカリが取引ルールを改定、悪質転売への対応強化へ
メルカリが「匿名返品サービス」を提供開始 住所や氏名のやり取りがいらず無料で返品可能に
福田康夫元首相死去 90歳 首相在任1年、洞爺湖サミット議長
キーワードを見つけて賞品ゲット!冬のプレゼントキャンペーン
まだ9月なのにインフル流行入り!? ワクチンは“打って終わり”じゃない、研究で分かったワクチンの効果(抗体応答)を左右する生活習慣とは
全国34店舗のコーヒーショップ・ロースターが横浜に集結 「YOKOHAMA COFFEE FESTIVAL 2026」事前チケット販売開始
モラタメにて「2024年台湾東部沖地震救援金」を受付中
【高梨沙羅】まるで別人?白いビーチでのプライベートショットを公開
おすすめPCをご紹介!注目の新製品・キャンペーン情報まとめ【2026秋】

クエスト Research Memo(5):セプト子会社化で若いエンジニアリソースを獲得。さらなる成長へ加速
IC Research Memo(4):2026年9月期は堅調な需要を背景に増収増益が続く見通し
クエスト Research Memo(6):顧客のIT投資需要は旺盛、2026年3月期は過去最高業績を更新(2)
クエスト Research Memo(5):顧客のIT投資需要は旺盛、2026年3月期は過去最高業績を更新(1)
フォーカス Research Memo(1):2026年3月期は最高業績更新、中計主要KPI達成。さらなる成長ステージへ
サイオス Research Memo(5):自社開発製品・サービスを拡大し、2027年12月期にROIC10%超を目指す
クロスキャット Research Memo(6):「知識集約型」への転換に向け、人材育成やM&Aなど成長投資を推進
イノベーション Research Memo(10):2026年3月期予想を下方修正。収益性改善とシナジー創出に注力
CAP Research Memo(7):市場環境の変化を踏まえ、使用料課金ビジネスモデルへの転換を加速
タクマ Research Memo(8):順調な工事進捗により、当期純利益は3期連続の過去更新を見込む