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Aiロボティクス Research Memo(1):自社AIによるデータドリブン経営と業務自動化で時価総額1兆円を目指す


*14:01JST Aiロボティクス Research Memo(1):自社AIによるデータドリブン経営と業務自動化で時価総額1兆円を目指す ■要約

Aiロボティクス<247a>は、自社開発のAIシステム「SELL(セル)」を中核に据えたデータドリブン経営と業務自動化を通じて、美容領域における高い収益性と事業成長を実現している成長企業である。また同社は、ノンコア業務を外部委託し、商品開発・広告運用・CRMといったコア業務にリソースを集中することにより高い生産性も実現している。展開ブランドは、スキンケアの「Yunth(ユンス)」、美容家電の「Brighte(ブライト)」、ヘアケアの「Straine(ストレイン)」の3つで、実効性と機能性に重点を置いた商品構成を特徴とする。2024年9月に東京証券取引所(以下、東証)グロース市場への上場を果たし、現在は2029年3月期における時価総額1兆円という短期的な目標を目指し、売上高・営業利益の毎期2倍成長に取り組んでいる。

1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の業績は、売上高で前期比101.2%増の14,206百万円、営業利益で同97.3%増の2,480百万円、経常利益で同96.3%増の2,422百万円、当期純利益で同106.4%増の1,703百万円と、売上高とすべての利益項目において過去最高を更新した。好業績の主因は、主力ブランド「Yunth」の堅調な成長と新ブランド「Brighte」の成功にある。安定したストック型収益モデルとして確立した「Yunth」は90億円超の売上高となり、「Brighte」は美容家電市場への新規参入ブランドとして約50億円の売上高を達成した。

2. 2026年3月期業績見通し
2026年3月期通期の業績は、売上高で前期比97.1%増の28,000百万円、営業利益で同93.5%増の4,800百万円、経常利益で同97.1%増の4,775百万円、当期純利益で同95.5%増の3,330百万円と大幅な増収増益を見込んでおり、前期に引き続き売上、各利益項目ともにほぼ2倍の成長率を達成する計画だ。「Yunth」では、2026年3月期に定期会員数を前期末から約25%増となる172,000人まで拡大する計画である。また、2025年3月に発売された次世代型美容家電「SHOWER DRYER(シャワードライヤー)」も好調な滑り出しを見せ、「Brighte」ブランドの市場定着が進んでいる。さらに、2025年6月には新たなヘアケアブランド「Straine」をローンチしており、さらなる売上の上乗せを見込んでいる。

3. 成長戦略
同社は、2029年3月期における売上高2,200億円、営業利益400億円、時価総額1兆円の達成を目指し、売上高と営業利益の毎期2倍成長に取り組んでいる。戦略の柱は「既存ブランドの拡大」「新規ブランドの連続創出」「M&A戦略」の3点である。主力スキンケアブランド「Yunth」や、美容家電ブランド「Brighte」、ヘアケアブランド「Straine」など既存ブランドのライン拡充とともに、海外展開を強化し、2029年には海外売上比率を20.0%まで引き上げる方針を掲げている。加えて、「1年に1ブランド以上ローンチ」の方針に基づき、美容関連領域を中心に新規ブランドを継続的に立ち上げ、マーケットカバレッジと収益源の多様化を進める。M&Aも成長加速の重要な手段と位置付けており、有望ブランドの買収に加え事業基盤強化に資するテクノロジー領域の買収も視野に入れる。さらに、精緻な成長率管理により、再現性と持続性に優れた事業成長を実現する方針である。

■Key Points
・自社開発AIシステム「SELL」を活用したデータドリブン経営と業務自動化により急成長
・2026年3月期も前期に引き続き、売上高・利益の2倍成長を計画
・2029年3月期における時価総額1兆円の達成が目標

(執筆:フィスコ客員アナリスト 西村 健)

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