加藤製作所 Research Memo(7):「株主などのステークホルダーを意識した経営」を最優先課題として企業価値向上
加藤製作所は2025-2027年の新中期経営計画を策定し、「飛躍、そして次の時代へ」をテーマに企業価値向上を目指す。目標は最終年度に売上高790億円、営業利益36億円を掲げ、次期計画では売上高1,000億円超を目指す。企業価値向上のため、PBR1倍割れの解消を目標にし、重点領域への投資や不採算事業の再構築を行う。さらに株主還元を強化し、配当金を1株当たり70円に設定、ROEを8.0%、ROICを5.0%達成を目指す。インド事業展開や環境配慮型製品の開発、海外ネットワーク強化を柱に成長戦略を推進する。今後も株主還元の強化が見込まれている。
1. 新中期経営計画(2025~2027)
加藤製作所<6390>は2025年3月に中期経営計画(2025〜2027)を策定し、テーマを「飛躍、そして次の時代へ」とした。基本方針は企業価値の向上、成長戦略の推進と有効投資、収益性の更なる向上、サステナビリティ経営の実践の4つである。計数計画には最終年度2028年3月期の売上高790億円、営業利益36億円、営業利益率4.5%、ROE8.0%を掲げた。なお次期中期経営計画では売上高1,000億円超、営業利益率5%以上を目指す。
重点施策として、企業価値の向上では現状の市場評価を受け止め、PBR1倍割れの解消を目指して重点領域への集中投資及び低ROIC事業の戦略再構築(インド事業開始、中国事業撤退など)により収益性と資本効率の向上を図るとともに資本市場との対話促進や株主還元の強化なども推進し、株主資本コスト(現状想定7.5%程度)を上回るROE8.0%、WACC(現状想定4.5%程度)を上回るROIC5.0%の実現を目指す。なお、株主還元については1株当たり配当金の下限を70円に設定し、一過性の損益を除いた経常利益の30%を目安に配分する方針だ。また資本政策を加味しつつ、発行済株式数の5%を目安にした自己株式取得も検討する。
成長戦略の推進と有効投資では、業績伸長に向けた事業力強化・拡大を推進する。具体的な取り組みとして国内では営業・サービス拠点の再編、マーケティング強化、環境配慮型製品の開発・市場投入、工場のDX化推進など、海外ではインド事業の確立、インドを起点にしたアジア・中東での販売拡大、販売ネットワークの強化・拡充などを推進する。インドではACEと合弁会社設立に向けた協議を進めており、欧州ではイタリアのKATO IMERへの出資比率を高めた。日本国内での研究開発強化と生産設備への投資、アジア展開拠点のインドへのシフト、欧州市場での競争力強化、北米での販売ネットワーク強化などにより、グループシナジーを高めてグローバル展開を加速する方針だ。なお海外売上高比率について本中期経営計画では30%超、次期中期経営計画では40%超を目指す。
収益性の更なる向上では、付加価値の提供としてマーケットインによる新機種投入や製品ラインナップ拡充、HV型建設用クレーンや電動型小型建機など環境配慮型製品の市場投入、遠隔操作・自動運転・画像処理といった新技術・新機能の強化、サービス拠点の再編や物流の強靭化を推進する。製造コスト・間接費用の削減としては開発プロセス強化による部品点数削減、生産体制見直しと生産設備投資による生産効率改善、サプライチェーンの拡充、インドにおける低コストモデル製品の開発、全社的な業務効率化などを推進する。
サステナビリティ経営の実践では、5つのマテリアリティ(「社会を豊かにするイノベーションの創出」「持続可能な地球環境への貢献」「働きがいのある職場づくり」「サプライチェーンの強化」「責任ある組織体制の確立」)に取り組むことで、あらゆるステークホルダーから共感と支持を得られる企業を目指す。環境配慮型製品の開発では、建機のサイズに合わせて環境配慮モデルを順次投入し、2050年度にカーボンニュートラルを目指す。一方、2026年1月には群馬工場に太陽光パネルを設置予定である。これらの省エネ活動の取り組みによって、2030年度での達成目標に掲げている2018年度比CO2排出量38%削減を2026年度に前倒し達成する見込みだ。また社会貢献活動としては能登半島地震復興支援として、ショベルカーの無償講習や日本航空大学校 石川への建機寄贈などを行っている。
株主還元を強化
2. 株主還元策
株主還元については新中期経営計画で、1株当たり配当金の下限を70円に設定し、一過性の損益を除いた経常利益の30%を目安に配分する方針とした。この方針に基づいて2026年3月期の配当予想は前期と同額の70.0円(第2四半期末35.0円、期末35.0円)とした。予想配当性向は68.4%となる。また、2025年5月14日付で自己株式取得(上限400,000株または600百万円、取得期間2025年5月15日~8月29日)を発表した。今後も業績拡大に伴って株主還元の一段の強化が期待できると弊社では考えている。
インド事業の進捗等に注目
3. 弊社の視点
同社は前中期経営計画において、最優先課題を収益性改善として各種取り組みを推進した。最終年度2025年3月期は一過性要因の影響で当期純損失となったが、前中期経営計画期間中において営業損益の黒字定着化を実現した。そして新中期経営計画では、インドを起点とするアジア展開、競争力強化や収益性向上の推進に加えて、株主還元の強化も打ち出した。こうした「株主などのステークホルダーを意識した経営」を評価するべきだろうと弊社では考えている。ただし、企業価値の向上には持続的な利益成長が欠かせないだけに、新製品開発・販売の強化、インド事業の立ち上げ、欧州事業の立て直しなど、成長戦略の進捗に引き続き注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HN>
太田光が驚愕、タイタン芸人が12年前に結婚し2人の子供がいること知らされ「意味分からない」
高島礼子「たまたま入ったお店で…」偶然遭遇!「終始大爆笑のランチ」豪華メンバーと4ショット
小学生もつらい生理痛 理解されにくい悩みに対応 「ピル外来」誕生
品川区、訪問介護の報酬引き下げ分を給付 都内自治体で初めて
EUが呼びかけるロシア産原油の価格上限引き下げ 米国は消極姿勢
「あんぱん」嵩が伍長、千尋が海軍少尉に…ネットもザワつく「偉くなってる」「嫌な予感」
「水ダウ」で新スター誕生!?浜田雅功も爆笑「神回かも?」「浜ちゃん大好物」「松ちゃん出して」
工場が爆撃に巻き込まれた日立製作所 戦後80年で遺族招き慰霊祭
【12日のあんぱん】「もう後戻りはできん」と淡々と話す千尋は、嵩にある古びた手帳を渡す
バルセロナ空港改修へ オーバーツーリズムの悪化に懸念も スペイン
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
浅野ゆう子「弟のような存在の彼が…旅立ちました…」 “ハワイの家族”の死去に悲しみ
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
松山千春が告白、超大物投手の葬式で弔辞を読まされた過去「嫌だったんだろうな」推察
粗品「ウン千万」の高級時計盗難の宮迫博之に“たった一言”コント内で言及
藤本美貴、夫・庄司智春がしていたら「結婚しなかったと思う」“習慣”を発表
元NMBの上西怜さんが着こなすランジェリー、“あざとカワイイ”ビジュアル大量公開!
武田鉄矢、昨年死去した大物俳優をライバル視していた「1人だけ、ライバルと思った人がいた」
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす

加藤製作所 Research Memo(8):中期経営計画で収益性向上戦略を推進
加藤製作所---25年3月期は一過性損失も26年3月期は黒字転換、自社株6億円取得
株式会社オーケーエム:2025年3月期決算および中期経営計画説明会文字起こし(10)
加藤製作所 Research Memo(4):営業損益は改善基調、事業環境悪化の中国子会社2社は解散及び清算を決議
大豊建 Research Memo(6):中期経営計画のアジャスト版を公表、外部環境の変化を踏まえて事業基盤強化を図る
加藤製作所---2025年3月期通期連結業績予想を修正
加藤製作所 Research Memo(6):2026年3月期は大幅営業増益・最終黒字予想
美樹工業 Research Memo(9):2028年12月期に売上高400億円、営業利益率5.7%を目指す
サイバリンクス Research Memo(7):中期経営計画の数値目標達成はほぼ確実
一正蒲 Research Memo(8):第二次中期経営計画で1stステージ「成長軌道への5年」の実現を目指す