CRI・MW Research Memo(4):2025年9月期の業績好調。中間期で通期予想の各利益をほぼ達成
CRI・ミドルウェアの2025年9月期の中間期決算が好調で、通期の業績予想が上方修正されました。売上高は前年同期比23.8%増の1,855百万円、営業利益は108.8%増の387百万円と大幅に増加しました。ゲーム事業とエンタープライズ事業のいずれも成長を見せており、特に中国市場での動向が好調で、ゲーム事業のライセンス数は9,339と前年同期末比で13.6%増となりました。また、モビリティ分野では"CRI ADX-AT"や新製品の"CRI Glassco"が好評で、エンタープライズ事業は119.4%増の利益を記録しました。オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」の開発も進める中で、売上拡大と事業基盤の強化を図っています。
1. 2025年9月期中間期の業績動向
2025年9月期中間期の業績は、売上高1,855百万円(前年同期比23.8%増)、営業利益387百万円(同108.8%増)、経常利益390百万円(同104.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益271百万円(同78.2%増)と好調だった。期初予想に対しても、進捗率が売上高で55.2%、営業利益で100.8%、経常利益で99.0%、親会社株主に帰属する中間純利益で86.9%となり、各利益においては期初の通期予想をほぼ達成した状況となった。このため、通期の業績予想を上方修正した(詳細後述)。
日本経済は、各国の通商政策などの影響を受けて一部に弱めの動きも見られるが、企業収益は改善傾向にあり、業況感は良好な水準を維持しており、景気は緩やかに回復している。同社を取り巻く事業環境については、コロナ禍を契機として普及したテレワークが新たな働き方として定着し、ボイスチャットやWeb会議ツールなどオンラインコミュニケーションツールの活用は常態化した。また、モビリティ業界において、ゲーム業界で培ってきたミドルウェアに関する同社の技術と知見が、SDV(Software Defined Vehicle)※の開発に貢献できるものと期待されている。こうした環境下で、同社は重点施策として、オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」の開発を行うとともに、モビリティなど今後成長が見込める事業や市場を見据えた研究開発体制を整備し、事業基盤の拡大、グループシナジーの創出に注力した。この結果、売上高、各利益ともに前年同期比で大幅な増加となり、期初予想に対しても、特にエンタープライズ事業のモビリティ分野と組込み分野、ゲーム事業の音響制作分野が想定を大きく上回って好調に推移した。
※ 外部の双方向通信機能を使って車を制御するソフトウェアを随時更新し、販売後も機能や性能を高めることができる自動車。
ゲーム事業、エンタープライズ事業ともに大幅増益
2. セグメントの動向
セグメント別の業績は、ゲーム事業の売上高が948百万円(前年同期比20.8%増)、セグメント利益が128百万円(同90.2%増)、エンタープライズ事業の売上高が907百万円(同27.0%増)、セグメント利益が258百万円(同119.4%増)となった。いずれの事業も好調で、セグメント利益は倍増した。
ゲーム事業において、ミドルウェア/ツールの売上高は前年同期比10.5%増と順調に伸びた。「CRIWARE」などの国内許諾売上は、第2四半期が好調に推移したことにより増加を確保した。海外向けは、主力の中国で、華為技術有限公司(Huawei)の「HarmonyOS NEXT」が第3のOSとしてローンチされたことに対応したため新規の許諾売上の獲得が進んだ。なお、今後はiOSとアンドロイドにHarmonyOSを加えた3つのプラットフォームに対応することになるため、単純計算だが、1タイトルの許諾売上が1.5倍になると計算される。また、改めて力を入れ始めた欧米圏では、新規の許諾売上を複数獲得した。音響制作の売上高は、同66.8%増と大きく伸びた。ツーファイブの音響制作では、第1四半期に引き続き、第2四半期も大型の音声収録業務を受注したことが要因である。また、期待の「CRI TeleXus」への研究開発投資も継続して行った。以上のことから、ゲーム事業のライセンス数は9,339ライセンス(前年同期末比13.6%増)、採用率も中国企業の進出タイトルが多かったスマホゲームが35%(同4ポイント上昇)といずれも増加した(家庭用ゲームは同横ばい)。このように、海外の許諾売上とツーファイブの音響制作が売上高をけん引した結果、ツーファイブの受託売上増や賞与引当金増により原価や販管費(本社費)が増加したが、ゲーム事業のセグメント利益は前年同期比90.2%増と大きく伸びた。同社製品の品質の高さからリピートが多く、下期も期待のできる動きと言えよう。
エンタープライズ事業において、組込み分野の売上高は前年同期比31.5%増となった。第1四半期に第一興商<7458>の新しい業務用通信カラオケ「LIVE DAM WAO!」が市場投入されたため一括でライセンス許諾売上が立ったこと、第2四半期に海外リアルカジノ向けに新規許諾売上が計上されたことが増収要因である。モビリティ分野の売上高は、車載サウンドソリューション「CRI ADX-AT」の採用が想定通り順調に増加したことに加え、新製品の車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」が本格的に立ち上がったことで、同2.3倍の大幅増加となった。特に「CRI Glassco」は、メーターのデジタル化が遅れていた二輪車での採用が想定以上に急速に立ち上がった。中間期の売上予算にほとんど織り込んでいなかったため、業績上振れへの貢献は大きいものになった。また、コア事業の1つであるモビリティの成長戦略のけん引役としても、期待が一層高まることになったと思われる。クラウドソリューション分野の売上高は同35.9%減となった。急増した受託業務を計画的に減らしていることが減収要因で、本来のメインビジネスである許諾製品の開発に注力するための平常化プロセスということができる。以上のことから、エンタープライズ事業の「CRIWARE」採用数は、「CRI ADX-AT」が1,289万ライセンス、一気に立ち上がった「CRI Glassco」が106万ライセンスとなった。こうした売上高の好調に加え、クラウドソリューション分野での受託業務量減による外注費の減少もあり、賞与引当金増やモビリティ関連の代理店手数料増などをカバーして、エンタープライズ事業のセグメント利益も同119.4%増と大幅な増加となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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