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GセブンHD Research Memo(6):M&A資金として借入金が増加するも財務の健全性は維持


Gセブンホールディングスは、最新の決算で資産が前期比8,821百万円増の70,693百万円と報告しました。流動資産では現金が減少する一方、売掛金や棚卸資産が増加。固定資産はM&Aにより増加し、有形固定資産やのれんが主な増加要因です。負債は6,220百万円増加し、有利子負債がM&Aの資金調達で大きく増えました。自己資本比率は低下しましたが、純資産は2,601百万円増加し、財務の健全性を維持しています。特にネットキャッシュはプラスで収益性の維持が確認されましたが、営業利益率の低下や有利子負債比率の上昇が課題です。

*11:06JST GセブンHD Research Memo(6):M&A資金として借入金が増加するも財務の健全性は維持 ■G-7ホールディングス<7508>の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2025年3月期末の資産合計は前期末比8,821百万円増加の70,693百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が269百万円減少した一方で、売掛金が1,128百万円、棚卸資産が1,041百万円それぞれ増加した。固定資産はボン・サンテなどM&Aを3件実行したことを主因に、有形固定資産が2,418百万円、のれんが4,555百万円、敷金及び保証金が362百万円それぞれ増加した。

負債合計は前期末比6,220百万円増加の38,118百万円となった。ボン・サンテの株式取得資金等により有利子負債が4,840百万円増加したほか、買掛金が923百万円、資産除去債務が451百万円それぞれ増加し、未払法人税等が384百万円減少した。純資産合計は同2,601百万円増加の32,574百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益4,939百万円の計上と配当金1,753百万円の支出等により利益剰余金が3,005百万円増加し、自己株式643百万円を取得した。

経営指標については、自己資本比率が前期末比2.3ポイント低下の46.1%となり、有利子負債比率が同12.4ポイント上昇の43.0%となるなどM&A実行により財務体質が若干悪化したものの、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)は2,859百万円のプラスとなっており、財務の健全性は維持しているものと評価される。収益性に関してはROEで15.8%と2ケタ台の水準を維持しているものの、営業利益率は3.3%まで低下するなど収益性の向上が今後の課題となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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