キャスター Research Memo(7):人とAIの融合による次世代型ワークフォースプロバイダを目指す
キャスターは、中小企業の人手不足問題やリモートワークの浸透によるニーズの高まりに対応し、AIと人材の融合を図ることで新たなワークフォースプロバイダを目指しています。同社は、バックオフィス業務から始まり、コンサルティングやマーケティング、エンジニアリング分野への拡大を計画。AI技術の導入には、これまで培ったワークフローの整理・再構築のノウハウを活用し、競争優位を築く方針です。中期経営計画は1年以内の発表予定で、投資と事業拡大に注力するため、配当を見送る可能性があります。
1. 環境認識と成長ポテンシャル
(1) 環境認識
中小企業を中心に人手不足問題が深刻化する一方、コロナ禍をきっかけとしたリモートワークの浸透とそれに伴う働き方に対する考え方の変化などを背景に、同社サービスに対するニーズは求人側(顧客企業)及び求職側(ワーカー)の双方から高まることが予想される。特に中小企業の場合は、大きなロットが必要となるBPOの利用も進んでいない※。人材不足に伴うニーズの増大は同社サービス(BPaaS)にとっては追い風となる。
※ 同社アンケート調査(2022年8月実施、サンプル数2,810社、Fastaskを利用)によると、BPOの利用状況は、大企業(従業員数300名超)が61.0%、中小企業(従業員数300名未満)が39.9%となっている。(出所:事業計画及び成長可能性に関する事項)
一方、人手不足対策としても注目されるAIに目を向けると、AIは世界中の経営層にとって優先度の高い事項であり、日本企業の経営層の多くもAIエージェントの活用を検討しているとみられる。ただ、多くの日本企業にとって、1) AI活用の経験者不足、2) ワークフロー整理の難易度の高さ、3) 相談・依頼先の不足がネックとなっており、関心が高いわりにはまだ本格的な導入に至っていない状況にある。したがって、同社が長年培ってきたワークフローを整理し再構築してきたノウハウは、AIエージェントの導入においても差別化要因となる可能性が高い。
(2) 対象市場と成長ポテンシャル
同社は全国の中小企業を対象として、現在のバックオフィス中心の領域から、さらに企画業務領域全般へ、そして市場の大きなIT業務領域にまで拡張する方針であり、同社試算によれば、同社サービスへのアウトソーシングニーズのTAM(可能性のある最大市場規模)は2.7兆円、SAM(対応可能な市場規模)は1.1兆円、SOM(既存領域の市場規模)は8,000億円、コアターゲットは1,700億円に及ぶ。もちろん一定の前提を置いたフェルミ推定の域を出ないが、同社の視野(見ているところ)や方向性を知るうえで参考になるとともに、中小企業の多くが人手不足(IT人材はさらに深刻)に悩み、DXの流れにも十分に対応できていない状況を踏まえれば、1つの考え方としての合理性はあると判断できる。
2. 成長戦略の方向性
同社は、既存事業の強化とセグメントの拡大の両輪で売上成長を加速させる方向性を掲げてきた。既存事業については、バックオフィス領域のなかでも、専門性が高く人材不足が顕著である経理・労務領域を強化する一方、セグメントの拡大に向けては、現在のバックオフィス領域から、コンサルティングやマーケティング、エンジニアリング領域など、既に顧客からのニーズが寄せられている領域への進出を検討している。また、事業領域の拡大及びチャネル拡充にあたっては、人材供給のサードパーティとしての立ち位置により、各種プラットフォーマーとのアライアンスを推進していく戦略である。
もっとも、その方向性自体に変化はないと考えられるが、新たに公表された経営方針においては、AI技術の活用を強く打ち出しており、人とAIの融合による次世代型ワークフォースプロバイダという新境地を切り開く考えだ。特に専門性が高く人材不足が顕著である経理領域についてはAI活用の余地も大きく、まずは他社に先駆けて新しい商材の開発と拡販に取り組む。同社では、この方針に基づく中期経営計画を1年以内に発表予定としている。
3. 弊社による中長期的な注目点
弊社でも、対象領域の拡大により新たな市場を切り開き、成長の角度を引き上げる戦略は、「リモートワークを当たり前にする」というミッションの実現に向けて必然的な方向性と捉えている。これまでもセグメントの拡大が同社業績を押し上げてきたことを勘案すれば、理にかなっていると言えるだろう。ただ、現在のバックオフィス領域から、コンサルティング、マーケティング、エンジニアリングとより専門性が高い領域へ展開するにあたって、これまでの成功体験やノウハウがどの程度生かせるのか、ビジネスモデル自体をいかにチューニングしていくのかがポイントになると考えられる。その点では、マネーフォワードとのアライアンスのように、各領域のクライアントを束ねる各種プラットフォーマーとの連携は、事業の拡大やノウハウの蓄積の面でも明らかに成長のスピードを高めることになるだろう。
また、AI技術の活用においても具体的な動きが活発化しており、将来に向けて同社がやろうとしている姿がいよいよ形となってきた。これまで培ってきたワークフローを整理・再構築するノウハウは、AIエージェントの導入にあたっても大きなアドバンテージになると予想される。これまでも事業拡大に向けて費用が先行してきた同社であるが、AI技術の活用はもう一段上のステージに上がるチャンスであり、他社に先駆けて優位なポジショニングを構築するためには投資のタイミングを逃さずにスピード感も持って取り組むことが成否を決するだろう。先行費用が重なることで足元収益はなかなか安定化しない状況が続くが、見方を変えれば成長性の裏返しでもあり、投資の中身やその効果を注意深く見守ることが重要である。いずれにしても、1年以内に発表が予定されている中期経営計画において、どのような方向性や戦略が打ち出されるのかを待ちたい。
■株主還元
成長投資を優先すべきステージにあるため、しばらくは配当見送りとなる可能性が高い
同社は、株主に対する利益還元を経営の最重要課題として位置付けているものの、財務体質の強化に加え、事業拡大のための内部留保の充実等を図り、収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当することが株主に対する最大の利益還元につながると考えており、創業来配当の実績はない。
弊社でも、同社は成長投資を優先すべきステージにあることから、しばらくは配当という形での株主還元は見送られる可能性が高いと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<HN>
乃木坂39枚目シングルセンターは賀喜遥香「全員に感謝を届けられる作品に」笑顔で誓い
有村昆(44)の不倫未遂の相手とされるセクシー女優、ネットで「唯井まひろ」と噂されるも、本人は…
【神戸】宮代大聖がしなやかに今季5ゴール目 リプレーのような得点は「自分の感覚に従って」
【横浜】今季2度目の監督解任「裏天王山」完敗でキスノーボ体制に見切り 後任は川井健太氏浮上
【名古屋】アウェーで神戸に敗れて7戦ぶり黒星 長谷川監督「2失点目の時間が良くなかった」
【オリックス】森友哉「ずっと泣きそうやった」希少がん患う大阪桐蔭の親友にパワーもらいV打で涙
【阪神】執念3投手回またぎ実らず6連敗 及川「空回り」岩崎「疲労関係ない」湯浅「すみません」
イーロン・マスク氏、イランで衛星通信サービス「スターリンク」提供
【柏】東京Vに3発圧勝 細谷真大「優勝目指す」重傷負った熊坂光希の思いを乗せ勢いは加速へ
「性別ないです」22歳モデル 祖父母の金婚式で「私は滝涙。。もっともっと長生きして」
さんま「あれは中居が悪い」と断言 フジ“あの事件”に言及「中居が…俺は“やめとけ”って」
堀江貴文氏「国民民主」山尾志桜里氏の公認取り消しに“ひと言ツッコミ”に賛同多数
43歳俳優、中居正広氏めぐる報道受け芸能界に思い「本当に醜い業界」「それでもすり寄っていた」
写真集ヒットの美女芸人、42歳相方と破局した理由をぶっちゃけ告白「付き合ってみたら…」
兵庫県警、斎藤知事を背任容疑で書類送検 プロ野球優勝パレード疑惑
石破首相、1人2万円給付を表明 子どもは4万円 自民幹部に指示
有村昆(44)の不倫未遂の相手とされるセクシー女優、ネットで「唯井まひろ」と噂されるも、本人は…
76歳笹野高史「ごめんなさい」生放送で公開謝罪 人気女優からの“苦情”に
37歳元祖メガネっ子アイドル、手術示唆…病気の経過を報告
堀江貴文氏、山尾志桜里氏「公認」一転「取り消し」の国民民主党に痛烈ツッコミ「さすがに…」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす
元フジ渡邊渚、スケスケ水色衣装で「タイトルにはいろんな意味を…」初写真集「6・25」発売
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
「変わりすぎ…」33歳女優が衝撃“顔面整形”ビフォーアフター写真を公開
高嶋ちさ子“休養宣言” 突然の報告「しばらくお休みさせて頂きます。インスタも更新しないかも」
さんま「あれは中居が悪い」と断言 フジ“あの事件”に言及「中居が…俺は“やめとけ”って」
堀江貴文氏「国民民主」山尾志桜里氏の公認取り消しに“ひと言ツッコミ”に賛同多数
73歳大物歌手、GACKTの「古古米は腰を抜かすほど美味しい」発言に「残念な人」

キャスター Research Memo(2):フルリモートワークと独自システムによる人材プラットフォームを展開
キャスター Research Memo(1):2025年8月期中間期は増収ながら損失幅が拡大
キャスター Research Memo(6):AI技術の活用に向けた取り組みが本格化
学情---「Microsoft 365 Copilot」を導入し、生産性向上の取り組みを進化
キャスター---Wizと業務提携
「AI」が新卒スカウトを代行するサービス 人力と比較して返信率1.7倍増
ヴィス:オフィスデザインから「ワークデザイン」へサービス領域を拡大、業績は好調
AOメソッド導入で売上げ“120%成長”ー株式会社AOが導入事例インタビュー公開
“AI×転職 ”のリアルな実態調査|転職活動でのAI活用で7割超が「効率アップ」と回答(株式会社AO)
FlashIntel 創業者石一氏が米国「The Silicon Review」の「2025年注目の最も刺激的なリーダー5人」に選出