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クラボウ Research Memo(9):資本効率を意識した施策として、現中計では、総還元性向50%以上を実践


クラボウは安定的かつ継続的な利益還元を重要視しており、現中期経営計画で総還元性向50%以上を目指しています。2025年3月期の期末配当予想を60円/株から90円/株に引き上げ、年間配当を前期比で50円増の150円/株とする予定です。また、自己株式の取得も進めており、2023年度には1,212千株、総額約40億円の取得を完了。さらに、取得した株式の一部を消却し、新たに1,300千株、総額60億円の取得を決定しました。このように、資本効率を意識した積極的な株主還元を続けています。

*12:09JST クラボウ Research Memo(9):資本効率を意識した施策として、現中計では、総還元性向50%以上を実践 ■沿革、株主還元

クラボウ<3106>は、安定的かつ継続的な利益還元を基本とするが、そのほかの株主還元策として自己株式の取得も併せて検討する方針であり、現 中期経営計画における総還元性向は50%以上を目標としている。

同社は、2024年11月7日付けで2025年3月期の期末配当予想を60円/株から90円/株に引き上げた。その結果、年間配当については前期比50円増の1株当たり150円(中間60円実施済、期末90円)となる見通しである。

また、自己株式の取得については、2023年12月19日付け取締役会決議に基づき、1,212千株(うち、当期取得は398千株)を総額3,999百万円(うち、当期取得は1,705百万円)で実施完了したほか、自己株式1,000千株の消却も行った(2024年11月25日付け)。さらに2024年11月7日には、新たに自己株式取得にかかわる事項を決議した。取得株式総数(上限)1,300千株、取得株式総額(上限)60億円、取得期間2024年11月8日~2025年10月31日となっており、引き続き積極的に取り組む姿勢を示している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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