アンジェス Research Memo(8):研究開発費の減少により2024年12月期第3四半期累計の営業損失は縮小
2024年12月期第3四半期のアンジェスの業績では、事業収益が471百万円と前年同期比で増加しましたが、営業損失は7,042百万円と縮小しました。これは主に研究開発費の減少によるもので、人件費や外注費が削減されたことが寄与しました。Emendoの事業構造改革により研究開発費が前期比25億円程度減少する一方、商品売上げの増加が見込まれています。しかし、営業外収支の悪化や新型コロナウイルス補助金の喪失により経常損失は増加しました。資金調達は新株予約権の行使によって行われ、HGF遺伝子治療用製品の研究開発費用に充当される見込みです。今後は米国での大手製薬企業との契約が業績に影響を与える可能性があります。
1. 2024年12月期第3四半期累計の業績概要
2024年12月期第3四半期累計の事業収益は471百万円(前年同期比368百万円増)、営業損失は7,042百万円(同2,165百万円減)、経常損失は7,050百万円(同2,329百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純損失は7,156百万円(同2,358百万円増)となった。
事業収益は、希少遺伝性疾患に関するオプショナルスクリーニング検査の手数料収入が前年同期比125百万円増加の199百万円と順調に拡大したことに加え、「ゾキンヴィ」の売上185百万円、Anoccaからのライセンス契約一時金の受領等による研究開発事業収益75百万円を計上したことが増収要因となった。「コラテジェン」の売上は同3百万円減の11百万円であった。
売上原価は前年同期比194百万円増加の285百万円となった。「コラテジェン」の売上原価は前年同期に計上した在庫廃棄損がなくなったことにより6百万円減少したが、ACRLの売上原価が78百万円増加したほか、「ゾキンヴィ」の商品売上原価122百万円が増加要因となった。
研究開発費は前年同期比1,910百万円減少の2,928百万円となった。Emendoの事業構造改革に伴い人件費が837百万円減少したほか、外注費が612百万円、支払手数料が174百万円それぞれ減少した。販管費は同81百万円減少の4,299百万円となった。Emendoの事業構造改革に伴い人件費が241百万円減少した一方で、為替の円安進行によりEmendoののれん償却額が2,488百万円と同217百万円増加した。
営業外収支は前年同期比4,495百万円悪化した。補助金収入が2,893百万円減少したほか、Emendoへの貸付金の評価替に伴う為替差益が1,553百万円減少したことによる。また、特別損失としてEmendoの研究開発部門再編に伴う事業構造改革費用21百万円を計上した。
Emendoの事業構造改革実施により2024年12月期の営業損失は縮小する見通し
2. 2024年12月期の業績見通し
2024年12月期の業績は事業収益で600百万円(前期比447百万円増)、営業損失で8,450百万円(同3,517百万円減)、経常損失で8,450百万円(同2,798百万円増)、親会社株主に帰属する当期純損失で8,650百万円(同1,212百万円増)を見込んでいる。
事業収益は、ACRLにおける手数料収入の拡大に加えて「ゾキンヴィ」の売上及び研究開発事業収益の計上が増加要因となり、おおむね計画通りの進捗である。事業費用に関しては、ACRLの売上拡大に伴う原価増や「ゾキンヴィ」の商品売上原価の計上があるものの、Emendoの事業構造改革に伴い研究開発費が前期比25億円程度減少するほか、販管費もEmendo関連の人件費やコンサルティング費用等の減少が見込まれており、営業損失の縮小要因となる。ただ、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失については、前期に営業外損益で計上した新型コロナウイルス感染症ワクチンに係る補助金収入がなくなる影響で拡大する見通しだ。なお、為替レートが期初想定の142円/米ドルから円安水準で推移していることから、外貨建てとなるEmendoののれん償却額が増加する見通しだが、営業外収支で計上している貸付金に係る為替差益が膨らむ可能性がある。
当面は第三者割当による新株予約権行使により事業活動資金を賄う方針
3. 財務状況について
2024年12月期第3四半期末の財務状況は、資産合計が前期末比3,763百万円減少の25,128百万円となった。流動資産では、「ゾキンヴィ」の仕入により商品を192百万円計上した一方で、現金及び預金が1,244百万円減少したほか、使用期限切れによる廃棄が見込まれる材料の評価損計上により原材料及び貯蔵品が364百万円減少した。固定資産は、のれんが2,193百万円減少したほか、Emendoの社屋に係るリース資産の減損により使用権資産が141百万円減少した。
負債合計は前期末比124百万円増加の2,913百万円となった。前期の費用の支払いにより買掛金が277百万円、未払金が221百万円減少したほか、Emendoの事業構造改革費用の支払い等により事業構造改革引当金が536百万円減少した。一方で、第1回無担保社債(ゼロ・クーポン債)の発行により社債が1,300百万円増加した。
純資産合計は同3,888百万円減少の22,214百万円となった。新株予約権の行使や無担保転換社債型新株予約権付社債の発行等により、資本金が1,501百万円、資本剰余金が1,477百万円それぞれ増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失7,156百万円の計上により利益剰余金が減少した。
2024年12月期第3四半期末の現金及び預金残高が約29億円まで減少しているが、今後の事業活動資金については2024年9月に発行した第三者割当による第45回新株予約権(行使価額修正条項付、潜在株式数12,920万株、当初行使価額63.9円、下限行使価額35.5円)の行使により賄う方針だ。2024年10月~11月に2,600万株分を行使し、1,211百万円を調達した。残りの未行使分(10,320万株)が45円で行使されたとすると残り約46億円を調達できることになる。2024年12月期第3四半期の償却前営業損失は約11億円となっており、当面は行使分で事業支出分を賄える計算となる。ただ、2025年12月期からは米国でHGF遺伝子治療用製品の第3相臨床試験を開始する可能性が高く、大手製薬企業とのライセンス契約が締結に至らない場合には、引き続き新株予約権を発行し事業活動資金を調達していくことになりそうだ。
なお、第45回新株予約権の行使による調達資金の具体的使途としては、HGF遺伝子治療用製品のグローバル展開のための研究開発費用として3,878百万円を見込んでいるほか、「ゾキンヴィ」の製造販売費用、NF-κBデコイオリゴDNAの第2相臨床試験費用、検査事業の能力増強投資などを予定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
サンド伊達みきお、今も賃貸生活続けている「理由」を告白「僕の中では…」
和田アキ子「小泉さん、知らない仲ではないが、のど通られへん」備蓄米おにぎり試食の重圧
【ヤクルト】宇垣美里がワインドアップでノーバン始球式 「100点」と公園トレの成果発揮
ヘソ出し美女「NHKのど自慢」降臨 美スタイル&美声も披露「さすが元アイドル」「歌上手い」
上沼恵美子「医者の診断はうれしいな」橋幸夫の芸能活動継続に言及
152メートル満塁弾、メジャーとマイナー含め今季最長飛距離の本塁打をRソックス有望株が記録
【DeNA】あれ…?バウアーがタイガーマスク襲名?粋な計らいでマスクかぶりノリノリ記念撮影
手塚理美、7月に所属事務所を退所「その先は考えてません。良き良き」 64歳の誕生日も報告
水を入れずに米を炊くとどうなる?炊飯器のうっかりミスで「放心状態になった」
山口北部で謎の地震活動 震度1未満、2月から3600回超 専門家疑問
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
藤本美貴、夫・庄司智春がしていたら「結婚しなかったと思う」“習慣”を発表
武田鉄矢、昨年死去した大物俳優をライバル視していた「1人だけ、ライバルと思った人がいた」
あのちゃん実名告白「めんどくさい芸能人」が台本と違いスタジオ騒然
西田ひかる「なんとかならなかったのかな」コンビニ備蓄米視察で小泉農相「大きなうねり」発言に
元NMBの上西怜さんが着こなすランジェリー、“あざとカワイイ”ビジュアル大量公開!
大谷翔平の長女へ、ロバーツ監督がピンクの〝ポルシェ〟プレゼント 昨年は大谷がミニポルシェ贈る
父が再婚の丸山隆平(36)現在の家族関係がとんでもないことになっていたと話題に
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
ヒカル、浮気相手とのLINE流出にドン引きの声「キモすぎる」「吐きそう」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
「名探偵コナン」最大の謎、蘭姉ちゃんのあの角の正体がついに判明
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
長嶋一茂、「家族としてお許しいただきたいけれど…」妹・三奈さんらとの病室での会話明かす

アンジェス Research Memo(7):Emendoののれん減損処理により2024年12月期の純損失は拡大
アンジェス Research Memo(8):希少遺伝性疾患等を対象に開発。遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す
アンジェス Research Memo(9):治療法がない疾病分野などを対象に開発を進め遺伝子医薬のグローバルリーダーへ
アンジェス---ゲノム編集技術による新規がん治療法の開発に関し、米国スタンフォード大学医学部と共同研究契約締結
ヘリオス Research Memo(6):2024年12月期中間期の売上収益は契約一時金の計上により大幅増収に
アンジェス Research Memo(1):「コラテジェン」は米国での良好な治験結果を受け、上市に向けて一歩前進
ヘリオス---1Q大幅増収、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に加え脳梗塞急性期での条件及び期限付承認申請を目指す方針を決定
アンジェス Research Memo(2):遺伝子医薬の開発に特化した大阪大学発のバイオベンチャー
メディネット---1Q減収なるも、特定細胞加工物製造業では特定細胞加工の売上高が安定受注により増加
ディーエムソリューションズ---2025年3月期通期連結業績予想の上方修正