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新興市場銘柄ダイジェスト:ピアズは急反発、DWTIが大幅続伸


本日の新興市場では、ピアズが自己株式取得枠の拡大を発表し急反発しました。取得枠は25万株から59万株に増加、好感されています。DWTIも特許成立を受けて大幅続伸し、年初来高値を更新しました。雨風太陽は株主優待の導入が好感されストップ高となっています。一方、カイオムは中外製薬との契約期間延長を発表しましたが、地合いの悪さから反落しました。くすりの窓口は業績予想を上方修正し続伸しています。アストロスケールはISSAミッションのフェーズ2移行が決定し、注目されています。

*15:45JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ピアズは急反発、DWTIが大幅続伸 <7066> ピアズ 712 +49
急反発。18日の取引終了後に自己株式の取得枠の拡大を発表し、好材料視されている。取得し得る株式の上限を、現行の25万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.6%)または2億円から、59万株(同6.3%)または4億円へ拡大するとした。変更は、現状の同社株式の市場価格及び財務状況等を総合的に勘案し、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を目的としている。なお、25年4月14日までとする取得期間は変更しない。

<4576> DWTI 235 +31
大幅続伸、年初来高値更新。未熟児網膜症及び未熟児網膜症等診断薬に関する特許が成立したと発表し、好感されている。子会社である日本革新創薬が、未熟児網膜症等診断薬の、中華人民共和国、香港特別行政エリア、台湾地域における独占的実施権を、Splendor Health International Limited(本社:香港)に再許諾しているが、この度、台湾において特許が成立した。既に日本及び中国、香港において特許成立しており、台湾での特許成立により今後の開発の進展が見込まれるという。

<5616> 雨風太陽 1142 +150
ストップ高。株主優待制度導入を発表し、好感した買いが先行している。毎年12月末(同社期末)時点に株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、同社サービスの産直ECサイト「ポケットマルシェ」で利用可能なクーポン券を贈呈する(保有株数に応じて2000円~1万円分)。「ポケットマルシェ」での買い物や生産者と消費者の交流による一次産業の課題解決や関係人口の創出につながることへの理解を深めてもらい、同社のファンになってもらうことを目的としている。

<4583> カイオム 273 -8
反落。18日の取引終了後に中外製薬との委託研究取引基本契約の契約期間を延長したことを発表したが、地合いの悪さ押され、売りが優勢となっている。同社は中外製薬との間で、委託研究取引基本契約書の変更覚書を締結し、中外製薬からの委託業務を遂行することを規定した2011年6月30日付原契約における契約期間(前回の延長:2021年10月18日開示、2024年12月31日まで)を更に延長した。

<5592> くすりの窓口 1459 +97
続伸。25年3月期の業績予想について、売上高を100.00億円から105.00億(5.0%増)へ、経常利益を14.85億円から16.34億円(10.0%増)へ上方修正した。メディア事業のオンライン服薬指導が備わった商品の追加導入が増えたことと、基幹システム事業で補助金交付対象である機能を追加したことにより顧客からの需要が増加したことで、売上高が当初予測を上回る見込みとなったとしている。あわせて、期末一括配当を従来計画の14円から15.4円(前期は無配)に増額修正した。

<186a> アストロスケール 787 +4
もみ合い。ISSAミッションであるISSA-J1について、フェーズ2への移行が決定したことを発表している。ISSA-J1は、大型の衛星を対象デブリとした近傍での撮像・診断ミッション。同プロジェクトは3つの事業フェーズに分けられており、事業期間は28年3月までを予定している。フェーズ1では、予定していたスケジュール通り、フェーズ2以降に向けた準備段階となる基本設計審査(PDR)を実施し完了した。フェーズ2では、詳細設計や衛星組立、地上試験、運用準備等を予定している。 <ST>
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