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NSW Research Memo(4):2025年3月期中間期は増収かつ営業増益を達成


2025年3月期中間期のNSWは、情報サービス産業のデジタル関連投資の堅調さを背景に、増収増益を達成しました。売上高は24,208百万円で前年同期比1.8%増、営業利益は2,756百万円で同1.6%増でした。ただし、売上総利益率は賃上げや業務委託料の増加により20.1%に低下しました。親会社株主に帰属する中間純利益は、前年同期にあった特別利益の反動で1.8%減少しました。受注高は24,827百万円と堅調で、IT業界の底堅い需要を背景に今後の売上増が期待されます。

*13:04JST NSW Research Memo(4):2025年3月期中間期は増収かつ営業増益を達成 ■NSW<9739>の業績動向

1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期中間期における日本経済は、歴史的な円安を背景とした企業収益の改善や設備投資の拡大等企業活動の持ち直し、雇用情勢・個人消費の改善の兆しなど、引き続き緩やかな回復基調にあった。一方、物価上昇による消費マインドの停滞、日米等の金融施策と為替相場の動向、長期化するウクライナ・ロシア紛争や緊迫した状況が続く中東情勢など、景気の下振れ要素も十分注視していく必要があった。ただ、情報サービス産業においては、AI、クラウドサービス、セキュリティ分野をはじめとする企業のデジタル関連投資が堅調に推移した。このような状況の下、同社グループでは意欲的に中期経営計画の最終年度に取り組んだ。

この結果、2025年3月期中間期の連結業績は、売上高が24,208百万円(前年同期比1.8%増)、売上総利益が4,863百万円(同0.9%増)、営業利益が2,756百万円(同1.6%増)、経常利益が2,777百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が1,905百万円(同1.8%減)となった。売上原価の増加は、賃上げに伴うエンジニアの労務費の増加や、業務委託料の増加などによる。この結果、売上総利益率は、20.1%に低下した。営業利益率は前年同期と同水準の11.4%であった。親会社株主に帰属する中間純利益の減少は、前年同期に投資有価証券売却の特別利益があった反動である。IT業界全体への底堅い需要に支えられ、今後の売上増につながる受注高は24,827百万円(同1.4%増)と堅調であった。同社グループは広範囲な取引先を抱えており、経営環境にかかわらず安定した成長を継続していると言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

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