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GMOーAP Research Memo(4):市場革新に対応した自社サービス開発により競合優位性維持


GMOアドパートナーズは、インターネット広告市場の競争優位性を維持するため、市場革新に対応した自社サービス開発を進めています。同社が直面する主なリスク要因は、広告形態の多様化と生成AIなどの技術革新への対応遅延です。これに対処するため、顧客ニーズへの適応や市場革新に応じた商品開発・運用力を強化しています。また、事業拡大を狙って新規事業領域に進出しています。収益面では、第1四半期(1〜3月)に広告出稿量が増える業界特性から、この時期に売上高が高くなる季節要因があります。

*12:04JST GMOーAP Research Memo(4):市場革新に対応した自社サービス開発により競合優位性維持 ■GMOアドパートナーズ<4784>の事業概要

2. リスク要因・収益特性及び課題・対策
インターネット広告業界の一般的なリスク要因としては、景気変動等による広告出稿量の変動、広告効果を高めるための広告形態の多様化や技術革新への対応遅れ、システム管理・情報セキュリティ対応、法的規制などがある。このうち広告出稿量の変動については、景気減速によって一時的に減少する可能性があるものの、インターネット広告市場全体としては既にマスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)広告を上回る規模に成長しており、このトレンドは中長期的にも変化はないと考えられる。

同社にとってのリスク要因は、広告効果を高めるための広告形態の多様化や、生成AIの活用等を含めた技術革新への対応遅れと考えられる。これらのリスク要因への対策として同社は、取扱量拡大に向けた顧客ニーズへの適切な対応や顧客開拓、市場革新に対応した自社商品・サービスの開発・機能・運用力の強化、内部統制・法令遵守体制の継続的強化などによって競合優位性の維持に取り組むとともに、事業拡大に向けて新規事業領域への展開も推進している。また収益面の特性として、広告業界においては年度末(3月)に広告出稿量が増加する傾向があるため、同社の売上高も第1四半期(1月~3月)の構成比が高い季節要因がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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