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新興市場銘柄ダイジェスト:ハイアスは大幅に3日ぶり反落、レナサイエンスがストップ高


<4884> クリングル 653 +25
大幅に4日ぶり反発。組換えHGFタンパク質を用いた難治性線維症治療薬の開発について、日本医療研究開発機構(AMED)から今年度受領予定の委託費と同額の定期預金担保をAMEDに提供したと発表している。同治療薬の開発は「医療研究開発革新基盤創成事業」課題としてAMEDに採択されており、委託研究開発契約を締結済み。担保提供で開発に向けた資金調達が順調に進むとの見方から、買いが入っているようだ。

<4419> Finatext 655 +24
大幅に反発。22年3月期の営業損益を従来予想の7.80億円の赤字から5.50億円の赤字(16カ月変則決算の前期実績は6.33億円の赤字)に上方修正している。採用費や人件費がずれ込んだほか、上場関連費用が想定より下回った。当初予定していた広告宣伝の未消化も赤字幅の縮小に寄与する見通し。減損損失などで特別損失を計上するものの、純損益予想も10.00億円の赤字から6.80億円の赤字(同10.12億円の赤字)に上方修正した。

<6192> ハイアス 137 -22
大幅に3日ぶり反落。新たな取引材料は出ていないが、利益確定売りが優勢となっている。ハイアス・アンド・カンパニーは19日に内部管理体制の改善措置と進捗状況を開示、5月26日の臨時株主総会で取締役5人を交代すると明らかにし、悪材料出尽くし感から買いが入っていた。ただ、前日に32%高となるなど急伸したことから、短期筋の値幅取りの動きが出ているようだ。

<4889> レナサイエンス 490 +80
ストップ高。糖尿病患者のインスリン投与量を予測する人工知能(AI)開発について、日本医療研究開発機構(AMED)の「医工連携イノベーション推進事業(開発・事業化事業)」課題として採択されたと発表している。AMEDから研究助成を得てAIをコア技術とする糖尿病治療支援システムの薬事承認を目指した臨床研究を実施する。23年3月期に受領する補助金は0.52億円程度の予定。事業期間は25年3月期までの3年間。

<5759> 日本電解 3820 +95
大幅に5日ぶり反発。一部メディアが「政府は、国内企業の蓄電池製造を後押しするために、2030年に600ギガ・ワット時の生産能力を確保する目標を設定する」と報じ、関連銘柄の一角として物色されている。報道によると「今後、数年間にわたって民間投資を促す補助金を拡充する方針だ」という。日本電解は電池の基幹部材である電解銅箔を手掛けており、蓄電池の製造拡大は業績を押し上げるとの思惑から買いが入っているようだ。

<4883> モダリス 339 +3
5日ぶり反発。筋ジストロフィー及びタイチノパシーを含むその他の遺伝性疾患の治療に向けたエピジェネティック編集薬の開発をサポートするデータを5月16-19日に開かれる米国遺伝子細胞治療学会で発表する予定と開示している。他のプラットフォームではアプローチが不可能だった広範で重篤な遺伝性疾患を治療する可能性を持つ独自のアプローチであるとのモダリスの見解を補強するデータという。 <ST>
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