システムサポート Research Memo（4）：2022年6月期第2四半期累計業績は2ケタ増収増益、過去最高を更新

■業績動向

1. 2022年6月期第2四半期累計業績の概要
システムサポート<4396>の2022年6月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比12.6%増の7,790百万円、営業利益で同15.6%増の587百万円、経常利益で同14.5%増の592百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同14.2%増の393百万円といずれも期初会社計画を上回り、第2四半期累計として過去最高業績を連続更新した。

コロナ禍が続くなかでも企業のDX投資や情報システムのクラウド移行への需要は旺盛で、主力のソリューション事業を中心に売上高はすべての事業セグメントで増収となった。売上原価率はソリューション事業において高利益率の「ServiceNow」関連の高成長が続いたことやプロダクト事業の増収効果により、前年同期比0.1ポイント低下の73.7%となった。また、販管費は人件費の増加を主因として前年同期比12.0%増加したが、販管費率では同0.1ポイント低下の18.8%となり、この結果、営業利益率は同0.1ポイント上昇の7.5%と過去最高水準となった。会社計画比でも売上高、利益ともに上回るなど通期計画の達成に向けて順調に進捗していると言える。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）

＜SI＞