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イノベーション Research Memo(8):新株予約権の発行により成長のための投資資金を調達


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
イノベーション<3970>の2021年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,209百万円増加の2,529百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が1,147百万円増加したほか、売掛金が20百万円、前払費用が13百万円それぞれ増加した。固定資産では繰延税金資産が31百万円増加したほか、関係会社株式が6百万円増加している。

負債合計は前期末比130百万円増加の516百万円となった。賞与引当金が54百万円、未払費用が46百万円、未払法人税等が14百万円それぞれ増加したことによる。有利子負債については14百万円減少しており、実質無借金経営となっている。また、純資産は前期末比1,079百万円増加した。新株予約権の行使に伴って資本金と資本準備金がそれぞれ477百万円増加したほか、親会社株主に帰属する四半期純利益120百万円を計上したことによる。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の70.8%から79.5%に上昇し、現預金が18億円強まで増加したことで、今後の成長に向けた投資を積極的に行うための財務基盤が整備されてきたものと判断される。なお、2020年7月に発行した第三者割り当てによる第6回新株予約権(行使価額修正条項付き)については、2020年10月に100,800株(326百万円)の行使があり、全ての行使を完了している。今回の新株予約権の発行により約12億円を調達したことになる。調達資金の使途としては、M&A資金、オンラインメディア事業関連の設備投資資金、子会社を通じたマーケティング費用や人材採用関連費用に充当していくことにしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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