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FRBの金融支援策が与える影響は? 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)


皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。

【馬渕が気になった3つのポイント】
・FRBの2.3兆ドルの資金供給策が景気下振れの下支えになるか
・欧米の経済指標の底入れを確認するポイントは?
・VIX(恐怖)指数が一段と低下している

まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

欧米での新型コロナウイルスの感染流行はピークアウトの兆しが出ているとの見方も聞かれるなど、ややリスク選好の動きへ向かいました。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が中小企業、州・自治体を支援するため、2.3兆ドル規模の資金供給拡充策を表明したことも、市場参加者の間では評価されているようです。

トランプ政権による2兆ドル規模の大型経済対策も成立しており、米国経済の先行き不安はある程度緩和されつつあることから、9日には『VIX(恐怖)指数も3月5日以来の41.67まで低下』しました。週末は多くの国でイースター休暇による休場となりました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

日経平均株価は『一週間で1,678円上昇して取引を終え』、NYダウは『一時24,000ドル台を回復、週間の上げ幅が2,666ドルに達する』など、『ウィルス感染を巡る総悲観ムードが緩和される兆候』が見られています。

レポートでは、『3月16日に82.69まで上昇していたVIX(恐怖)指数も先週9日には41.67と3月5日以来の低水準まで低下。こうした流れが今週も継続するか、欧州各国および米国で感染拡大に対するピークアウトの兆候が進展するか注目されます』と述べられています。

また、『欧米の経済指標がいつの時点で底入れを確認することができるかを占う観点』からも、今週発表される米3月鉱工業生産や小売売上高、4月フィラデルフィア連銀製造業指数が注目となりそうです。『予想以上に悪化した場合にも、先週9日にFRBが発表した総額2.3兆ドル規模の企業支援、資金供給拡充策が景気下支えとして過度な悲観を緩和するなど、リスク回避の動きを抑制することができるか注目されます』と考察しています。

その他、『13日のデルタ航空に続き、16日にはユナイテッド航空の決算もあり、NY株式市場の反応が注目されます』と伝えるほか、『中国の1−3月期GDPが発表され、欧米各国のGDPを占う指標として注目されます』と中国の経済指標発表にも目を向けています。

また、FRBの金融支援策の効果への期待から、『ドル/円は先週の108円20銭から109円38銭の値幅を若干下振れする可能性があるものの、過度なリスク回避が抑制され、107円50銭から109円00銭の比較的穏やかな取引が続くものと予想されます』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子




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