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アクアライン Research Memo(5):2020年2月期第2四半期は増収減益。自社集客力強化に手応え


■業績動向

1. 2020年2月期第2四半期の業績概要
アクアライン<6173>の2020年2月期第2四半期は、売上高が前年同期比2.5%増の2,962百万円、営業損失が36百万円(前年同期は148百万円の利益)、経常損失が37百万円(同149百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が38百万円(同94百万円の利益)と増収減益の決算となった。

売上高に関しては、水まわり緊急修理サービス事業が前年同期比で横ばい、ミネラルウォーター事業の伸び及びヘルスケア事業の計上が成長をけん引した形だ。主力の水まわり緊急修理サービス事業で横ばいだった要因としては、2018年末から続く外部Webサイト企業経由の集客減(ポータルサイトの広告ペナルティ)の影響が大きい。補完策として自社ホームページによる集客を強化しTVCMも増やし、成果が上がり始めた段階である。ミネラルウォーター事業においては、大学やホテルを中心にプライベートブランド商品が伸び、順調に成長した。

営業利益に関しては、広告費の増加(前年同期比135百万円増)及び売上総利益の減少(同64百万円減)が影響し減益となった。広告費の増加に関しては外部Webサイト企業経由の集客減に起因する補完策として自社サイト経由にシフトしたためであり、戦略的投資である。売上総利益の減少は、繁忙期(下期)を前にサービススタッフの人材確保を行った結果である。過去増加傾向にあった販売手数料が減少(同57百万円減)したのは、業務提携先(主にWeb集客企業)からの受注減の影響である。第2四半期の利益水準は同社計画(未公開)どおり。上場来初の上期での損失計上となったが、繁忙期を前に自社集客力強化及び人材確保が一定程度できた点をポジティブに評価したい。


財務の安全性を堅持。有利子負債は低水準
2. 財務状況と経営指標
2020年2月期第2四半期末の総資産残高は前期末比19百万円増の1,968百万円となった。そのうち流動資産は33百万円減であり、現預金の減少が主な要因である。固定資産は53百万円増であり、有形固定資産の増加が主な要因である。

負債合計は前期末比98百万円増の813百万円となった。そのうち流動負債は82百万円の増加であり、買掛金及び未払金の増加が主な要因である。固定負債は15百万円増加と、変化は小さかった。有利子負債は25百万円減の54百万円(長期借入金、1年内返済予定の長期借入金)と低水準である。

安全性に関する経営指標(2020年2月期第2四半期末)では、流動比率で212.9%と安全性の目安となる200%を超える。自己資本比率も58.7%と高水準であり、財務の安全性を堅持している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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