窪田製薬HD Research Memo(4):眼疾患領域における革新的な遠隔診断ソリューションとなる可能性
2. 遠隔医療モニタリングデバイス(網膜疾患)
遠隔医療モニタリングデバイスとなる「PBOS」は、ウェット型加齢黄斑変性や糖尿病黄班浮腫等の網膜疾患の患者の網膜の厚みを患者自身で測定し、撮影した画像をインターネット経由で担当医師に送り、治療の必要性の有無を診断するシステムとなる。まもなく量産型試作機が完成する見込みとなっており、量産型試作機で臨床試験結果との再現性を確認したのちに米国で承認申請を行い、2020年内の量産体制確立と販売開始を目指している。
「PBOS」は携帯型の超小型機(重量500~700g)のため、患者はどこにいても網膜の状態を測定でき、医師の診断を仰ぐことが可能となる。診断の結果、治療の必要性が認められた場合のみ、病院で改めてOCTによる検査を行って、治療することになる。特に、患者数が多い加齢黄斑変性に関しては、患者によって治療に要する期間が異なるため(1ヶ月~数ヶ月おきに治療薬の投与(抗VEGF薬の眼球注射)が必要)、網膜の状態をタイムリーに観察することが症状の悪化を防ぐために重要であるが、患者の経済的・身体的な負担があったり、自覚症状がない場合もあり、適切なタイミングでの通院検査と治療が行えず、結果的に症状を悪化させてしまうケースが多いことが問題となっていた。
「PBOS」を使うことで患者自身が在宅で網膜の状態を簡単に測定し、遠隔診断できるシステムが確立されれば、適切なタイミングでの治療を受けることが可能となり、症状を悪化させる患者が大幅に減少する効果が期待できる。また、製薬企業にとっても適切に治療を受ける患者が増えることで、治療薬の販売が従来よりも増加する可能性があるほか、医者にとっても通院患者に占める治療患者の比率が上昇する(診断のみで治療が不要な患者が減少する)ため収益の改善につながり、すべての関係者にとってメリットが享受できるシステムと言える。このため、米国での販売承認が下りれば革新的な遠隔診断ソリューションとして普及・拡大に向かう可能性は高いと弊社では見ている。
今後はビジネスモデルをどのように設定するかが課題で、現在検討を重ねている段階にある。国によって医療行政や保険の仕組みが異なるためで、それぞれの地域に合わせた販売手法を展開していく必要がある。現在開発を進めている米国では、患者の初期負担が軽減されるレンタルサービスとして、毎月利用料を徴収するスタイルになる可能性が高い。保険適用されれば患者の負担も大幅に軽減できるため普及も進みやすい。同社にとっては、販売開始当初はコスト負担になるものの、一定期間を超えれば利益化するため、ストック型のビジネスモデルとして安定した収益源に育つ可能性がある。また、加齢黄斑変性などの網膜疾患は経過観察が重要であることや根治療薬がないことから、一度「PBOS」を使い始めると、失明しない限りは継続して使用される可能性が高いことも魅力の1つと言える。
販売方法については、眼科医とのネットワークを持つ医療機器メーカーや卸商社、製薬企業などを対象に販売パートナー契約を締結し、効率的に普及拡大を進めていく考えだ。医師にとっても「PBOS」を患者が利用することで収益性向上につながるため、システムを導入することへのハードルは高くないと考えられる。販売地域に関しては、米国で普及が進めば全世界へ展開していく計画となっている。
潜在的な市場規模は、当面は米国におけるウェット型加齢黄斑変性や糖尿病黄班浮腫等の患者が対象となる。2015年の調査※1によれば、加齢黄斑変性の患者数は全世界で1.38億人と推定され、うち米国は1,230万人程度、このうちウェット型は約10%の123万人程度となる。また、糖尿病は世界で約4.15億人の患者数に上り、その3割となる約1.24億人が糖尿病網膜症を引き起こすと言われている。日本のデータによれば糖尿病網膜症患者の約2割が糖尿病黄班浮腫と推定されており※2、世界で試算すると1.24億人×20%で約2,480万人となる。米国での患者比率が加齢黄斑変性と同じと仮定すれば、米国での糖尿病黄班浮腫の患者数は220万人程度と推定される。米国市場では、両疾患合わせた340万人強が当面の潜在顧客となる。仮に月額利用料を千円、普及率30%とすれば年間で120億円の市場が創出されることになる。潜在顧客数は加齢黄斑変性や糖尿病黄班浮腫だけでなくその予備軍等も含めれば将来的に全世界で1億人を超えると予想されるだけに、今後の展開が注目される。
※1 Market Scope, The Global Retinal Pharmaceuticals & Biologic Market, 2015.
※2 第114回日本眼科学会総会(糖尿病黄斑浮腫は糖尿病網膜症の20%に合併するという報告に基づく)。
なお、OCTの在宅・遠隔モニタリングデバイスとしては、2018年12月に米Notal Visionの「ForeseeHome®」が先に販売承認されているが、据え置き型であり対象も中等度のドライ型加齢黄斑変性症向けであることから、同社の「PBOS」とは直接の競合関係にはならないと見られる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MH>
古舘伊知郎「本当にうまくやりましたね」 事実婚発表たかまつなな氏をニヤリと祝福
「重大な規約違反が発覚」でメンバー脱退のグループ、メンバー全員が卒業へ
平野綾、離婚発表後も多忙極める「2週間くらいずっと体壊してたさ」「頑張るさ」
NHK朝ドラ「ばけばけ」にシャーロット・ケイト・フォックス出演「大変うれしい」5年ぶり来日
大谷翔平、第3打席は冷静に四球を選んで出塁 常識外れの衝撃44号弾丸アーチで球場ざわつく
タリーズコーヒーが、創業日を記念した期間限定商品を発売
米司法省、ワシントンの犯罪統計を調査へ トランプ氏「偽の件数」
極限の乾燥環境に挑む!「est」のベーシックラインがさらに進化しました
大谷翔平、メジャー最速で120得点に到達、メジャー単独トップ独走中 2位ジャッジの97得点
大谷翔平、6試合ぶり44号「ボールよく飛ぶ」標高1600m敵地クアーズフィールドで1発
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
細木数子さんに「うるせーな、クソババア!」暴言吐いた62歳女性芸人「上から言われたので…」
「けしからん格好」23歳タレント“衝撃バストライン”に悶絶の声「奇跡のスタイル過ぎる」
大谷翔平が提訴された不動産巡る訴訟 投資会社が自社に全責任と主張「異議申し立ては根拠ない」
カンニング竹山「アッコにおまかせ」生放送を急きょ欠席 和田アキ子「さっき電話しましたけど」
<1分で解説>福山雅治さん、フジ「不適切会合」への出席認める
体の一部切除手術の起業家グラドル、大胆ピンク色のビキニ大公開!プールサイドに乗り上げ強調
松本人志飲み会参加元セクシー女優、怒りの投稿「こうゆう奴は地獄に落ちてほしい」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
大谷翔平と代理人バレロ氏が訴えられる、ハワイの高級リゾート住宅建設プロジェクトを巡り
二階堂ふみとカズレーザーが結婚を発表
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
サンモニ膳場貴子が「失言生謝罪」の青木理氏に“17文字”でコメント

古舘伊知郎「本当にうまくやりましたね」 事実婚発表たかまつなな氏をニヤリと祝福
「重大な規約違反が発覚」でメンバー脱退のグループ、メンバー全員が卒業へ
平野綾、離婚発表後も多忙極める「2週間くらいずっと体壊してたさ」「頑張るさ」
NHK朝ドラ「ばけばけ」にシャーロット・ケイト・フォックス出演「大変うれしい」5年ぶり来日
大谷翔平、第3打席は冷静に四球を選んで出塁 常識外れの衝撃44号弾丸アーチで球場ざわつく
タリーズコーヒーが、創業日を記念した期間限定商品を発売
米司法省、ワシントンの犯罪統計を調査へ トランプ氏「偽の件数」
極限の乾燥環境に挑む!「est」のベーシックラインがさらに進化しました
大谷翔平、メジャー最速で120得点に到達、メジャー単独トップ独走中 2位ジャッジの97得点
大谷翔平、6試合ぶり44号「ボールよく飛ぶ」標高1600m敵地クアーズフィールドで1発